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JCBギフトカードで「偽造券」の流通が発覚 「精巧なデザイン」の見分け方は?:発見したら警察とジェーシービーへ連絡を
JCBギフトカードの偽造が発覚した。加盟店のいくつかで1000円券の偽造券が見つかったという。ジェーシービーは公式Webサイト上で偽造券のチェックポイントを告知。発見した場合には警察への通報とジェーシービーへの連絡を呼び掛けている。過去にもこうした偽造券はいくつか起こっている。
ジェーシービーは1月10日、発行する「JCBギフトカード」の偽造券を発見したと発表した。全国のJCBギフトカード取り扱い加盟店のいくつかで、店舗側から連絡があった。従業員が偽造券であることに気付いたため、不正利用は未然に防がれたという。
今回偽造が発覚したのは、JCBギフトカードの1000円券。裏面左上の番号表記や、表面の金額表記部分などに正規ギフトカードとの違いがあるという。「偽造券は精巧なデザインで印刷されていますが、以下の点に真正券との相違点があります」として、ジェーシービーは公式Webサイト上で、画像を使ってチェックポイントを周知している。
偽造は、過去にも発生している。2019年4月には、5000円券の偽造券601枚を発見。その際も、今回と同様に偽造券の画像を使ってチェックポイントを共有した。
JCBギフトカードは15年3月に券面をリニューアル。現在は1000円券と5000円券を発行している。偽造券への対策について担当者は「事件があった際には迅速に識別方法などの情報を発信することで注意喚起を行っている。今後もいちはやく発信することで、啓蒙していく」とコメント。偽造券を発見した際には、警察への通報とジェーシービーへの連絡をするように呼び掛けている。
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