調査リポート
夫「オレはよくやっている」 妻「まだまだ足りない」 家事育児の「認識ズレ」を埋めるために知っておくべき“需給ギャップ”とは?:夫は何をもっと手伝うべきか(2/2 ページ)
共働き世帯の家事育児に関する調査が発表。「自分はよくやっている」と考える男性が多い一方、女性側は「まだまだ足りない」と感じているようだ。では、どのようにすればギャップは埋まるのか。
女性側が負担に感じる家事・育児とは
調査では、女性側に「意外と負担に感じている家事・育児」を聞いた。
家事でトップに挙がったのは「食事の献立を考える」で64.0%が回答した。2位以下は「使った服や道具を元に戻す、しまう」(40.8%)、「ベッドや布団を整える」(28.0%)と続く。育児に関しては「お風呂の後に髪を乾かす、身体を保湿する」が43.6%でトップ。「爪切り」(37.6%)、「保育園への持ち物チェック」(36.4%)と続く。
一方、「男性が積極的に行っている家事」では、女性が面倒に感じているものが上位にはなかった。「食事の献立を考える」は14.0%で16位。「使った服や道具を元に戻す、しまう」(27.2%)が7位、「ベッドや布団を整える」(27.6%)は6位だった。こうした男女の「需給ギャップ」が、認識のズレにつながっているといえるかもしれない。
調査はネオマーケティング協力の下、2019年12月25〜27日の期間、全国の20代〜30代男女500人を対象に、インターネット上で行った。
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