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2020年版働きがいのある会社ランキングが発表 「働きやすさ」と「働きがい」を両立するためにどうすればよいのか下がる日本企業のエンゲージメント(3/3 ページ)

GPTWジャパンが「2020年版 日本における『働きがいのある会社』ランキング」を発表。国内版は今回で14回目の発表となる。働き方改革の効果もあってか、「働きやすさ」が向上する一方で、「働きがい」に悩む企業が多いようだ。

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働きがいを向上させている企業は何をやっている?

 発表会には、ベストカンパニーに選出された企業から2社が登壇。社内の施策などを紹介した。

 大規模部門の8位にランクインしたテイクアンドギヴ・ニーズは、ブライダル事業を運営する。同社は「ブライダル業界の中では珍しく」(テイクアンドギヴ・ニーズの岩瀬賢治社長)、カスタマーセンターを設置している。お客からの声を従業員に対してフィードバックし、自分が何を求められていて、どんなところが評価されたのかを理解できるような仕組みを構築しているという。

 中規模部門6位のfreeeでは、「コミュニケーションをあえて効率化していない」(freee経営管理本部カルチャー推進部の辻本祐佳部長)。週に1回、全社員を集めたミーティングを行ったり、グループに分かれて自社の課題や価値基準についてディカッションする場を設けたりするなどの施策を取っている。


freeeが行っている「井戸端超会議」

 新型コロナウイルスの影響もあり、在宅勤務などテレワークを導入する企業も増えている。制度を整備し、働きやすさを向上する空気は徐々に醸成されつつあるが、企業は「その先の一手」も求められ始めているようだ。

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