テレワークで浮いた時間、どうする? 誰にも文句を言わせない「サボり方」を伝授する:ためになる「サボり方」講座(4/5 ページ)
働き方改革、新型コロナウイルスの影響もあり、ようやく浸透し始めたかに見えるテレワーク。「サボれる」と思う人も、部下に「サボられる」と思う人もいるのでは。企業の現場に入って目標を絶対達成させるコンサルタント、横山信弘氏がどこにも角が立たない「サボり方」を伝授する
自分のための「時間」を持て!
場当たり的に仕事をしていると、時間はいくらあっても足りない。だから、目先の仕事を見極めるため、まずは会社として何を目指しているのか。この「ビジョン」から思考をスタートさせよう。そしてビジョンから事業目標が落とし込まれ、それぞれの部署に年間目標が割り当てられていると理解する。
その年間目標が個人に割り当てられ、個人の目標が決まる。その目標を達成させるために、自分自身が持っているリソースを配分していく。マネジメントとは、目標を達成させるためのリソース配分を指すわけだから、セルフマネジメントでも、その定義通りにやればいい。
自分が持っているリソースには、
- 時間
- 労働
- スキル
- 仕組み/設備
- 人脈
- 環境
……など、いろいろあるだろう。いちばん分かりやすいのは「時間(期間)」だ。だから、どの時間(期間)に、何をするのかを割り当てていけばいい。具体的には、年間計画から月間計画に落とし込み、そして週計画からその日1日の計画にまで落とし込んでいく。どの期間にどんな労働をし、どんなスキルを身につけ、どのような人と接触すべきなのか。自分が持っているリソースを、うまく割り当てていくのだ。
毎月、毎週、毎日、目的と目標と計画と行動、そして成果……。それらが1本の線でつながっているかどうか。そうなっていないのであれば、どうすればいいか。この大事なことを「考える」時間を作るのだ。そして、自分の目標を実現させるために超能動的に動けるようになれば、新型コロナウイルスの影響が収まり、オフィス勤務の日常になっても上司から干渉されることはほぼなくなるだろう。
そのためには、組織で共有しているスケジュールアプリに、びっしりと「タスク」を記入しておくことだ。「9〜11時まで電話営業」などと、ザックリ記してはいけない。遠隔地にいる上司や先輩に突っ込まれる隙など「1ミリ」もないほど、それこそ30分単位で細かく記しておこう。そしてその通りにやるのだ。
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