「沖縄 旅行」、SNSで「ネガティブ」感情広がる:街はがらん(2/5 ページ)
新型コロナの影響で、沖縄の街はがらんとしている。自粛の効果は出ているようだが、“旅行”関連で盛り上がりを見せているのがSNSだ。どんな書き込みが多いのかというと……。
政治家の発言が大きく影響
3月30日から4月29日の1カ月間でTwitterで「沖縄」「旅行」のキーワードを含んだ投稿数を調べてみた。
3月30日から4月25日ごろまでは1000〜2000件で一定で推移していたものの、4月28日は1万7646件と急増。
背景には、この日、赤羽一嘉国土交通相が沖縄県を訪れる予約者が「約1万5千人」と説明したことが影響していた。
【記事】沖縄便予約、進むキャンセル それでも「1万5000人」来県 あらためて自粛訴え
https://www.okinawatimes.co.jp/articles/-/565854
そして、この期間中の投稿の「ネガティブ」さをYahoo!リアルタイム検索の感情分析機能を使って調べてみた。
感情分析は「沖縄」「旅行」とつぶやかれている言葉を元に、投稿内容の「気持ち」を機械的に分析してくれるツールだ。
結果、計23日で「ネガティブ」が「ポジティブ」を上回っていた。
新型コロナウイルスの陽性患者が沖縄を旅行で訪れていたことが明らかとなったことや、人気観光地でもある石垣市が小中学校の臨時休校に踏み切ったこと、玉城デニー県知事の来県自粛の要請などが「ネガティブ」を牽引していた。
「ネガティブ」と「ポジティブ」の差が58%と最も開いたのは、玉城知事が大型連休中の来県自粛を改めて求めた4月27日。ツイート数は約9000で、65%が「ネガティブ」(赤色)、7%が「ポジティブ」(緑色)、それ以外は「どちらでもない」(灰色)と判定された。
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