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虎ノ門ヒルズ駅開業&虎ノ門駅リニューアル 2駅直結の理由を解く:結びつくことの意義(3/4 ページ)
6月6日、日比谷線に新駅「虎ノ門ヒルズ駅」が開業し、銀座線虎ノ門駅と接続する地下通路が敷設された。両駅間の乗り換え制限も1時間に拡大され、周辺商業施設の回遊も可能となった。同時に東京虎ノ門グローバルスクエアも再開発され、地下駅前広場の新設や銀座線虎ノ門駅のホーム拡張が行われた。ここでは、2駅を直結させ虎ノ門エリアで回遊性を高める狙いについて、解説したい。
虎ノ門駅もリニューアル
この虎ノ門エリアの再開発では、東京虎ノ門グローバルスクエアも対象となった。これに合わせる形で、銀座線虎ノ門駅の渋谷方面行きホームが約200平方メートル拡張され、また改札外には約600平方メートルの地下駅前広場が新設された。このホームは、7月1日から使用されることになる。
銀座線は、東京メトロのなかでもっとも古い路線である。一方で利用者は多く、そのため往来の頻度も高い。東京メトロは銀座線自体をリニューアルしようとしており、現在、多くの駅でホームの拡幅工事などが行われている。そのような状況だったため、東京メトロは虎ノ門駅前地区の再開発に参加し、この駅と街を一体で開発することで、魅力的な地下鉄空間をつくり出そうとしているのだ。
また虎ノ門駅の場合は、改札内外ともに地下空間での移動も可能であり、それが東京虎ノ門グローバルスクエアとの直結にも良い影響を与えている。つまり、日比谷線虎ノ門ヒルズ駅の誕生と、これらリニューアルの時期が近かったことで、地域の発展にとっては相乗効果が高まったと言えるだろう。
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