コラム
「会わなくて」大丈夫? オンライン営業を導入したら、こうなった:優秀な人が増加(3/4 ページ)
新型コロナの感染拡大を受けて、オンラインで商談する企業が増えてきた。営業といえば「会ってなんぼ」と言われていたのに、「会わなくて」大丈夫なのだろうか。USEN-NEXT Designの事例をみると……。
優秀なセールスの商談動画が研修ツールになる
商談内容をデータ化できるようになったのも、オンライン営業のメリットの一つだ。対面の場合、その場にいるセールスと顧客以外、商談内容を全て把握することはできない。営業職の場合、新入社員は教育係にあたる先輩に同行して「見て学ぶ」のが通例。しかし、当然ながら教育係の能力や人間性に差が生じてしまうし、時間もかかる。社員の商談をデータ化することで、優秀なセールスのノウハウを平等に共有することが可能になった。
「既に、数千件の商談動画がオンライン上に残っています。何度も見ることができるので、研修のツールとして有効です。また、新人の商談動画を一緒に見て、話す順番や資料を出すタイミングなど、細部に渡りフィードバックできます。営業同行する場合は、その場で指摘できませんから」
今年4月に入社し、そのままリモートワークになった新入社員の研修にも、商談動画を活用した。動画を2カ月見続けた新入社員の中には、一度も先輩と同行することなく、6月から契約を取り出している人もいるという。
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