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ワタミ、120店を「焼肉の和民」に転換 料理配膳ロボット、特急レーンを使用した“非接触型”店舗に:居酒屋業態での限界(2/2 ページ)
ワタミは主幹事業を居酒屋業態から焼肉業態「焼肉の和民」へ転換すると発表した。同社のメインブランドである「和民」全店をはじめ、「ミライザカ」や「三代目 鳥メロ」などを含む居酒屋業態の店舗を順次「焼肉の和民」に転換していく。
料理配膳ロボットに”特急レーン”
また、ニューノーマルを見据えた非接触型飲食店への対応策として、料理配膳ロボットを導入。配膳や下げ膳を自動化した。肉や料理は”特急レーン”に乗って運ばれ、従業員との接触率が減るようにした。従来の居酒屋業態に比べ 80%減の非接触接客を実現し、ホール業務の効率化と同時に新型コロナウイルス感染の防止策にもなるという。
同社の広報担当者に業態転換の狙いを聞くと、コロナの影響によって外食産業でも顧客のニーズが変化している状況を教えてくれた。
「業態転換の狙いは、外食産業の活性化です。コロナの影響を鑑みると、居酒屋の業態では元のような顧客の来店頻度に戻すのは難しいと考えました。6月に始めた焼肉食べ放題をウリにした『上村牧場』という業態は、ファミリー層を中心に支持を集めていて、焼肉へのニーズはあると判断しました。
『上村牧場』がロードサイドに出店しているのに対し、『焼肉の和民』は住宅街が近くにあるような駅の近くに出店していく予定です。オフィス街に比べてファミリー層からの需要は堅調で、そのニーズを取り込んでいくためです」
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