和食さと、「かにいくら重」などのテークアウトメニューを特別価格で提供 狙いは?
国内207店舗を展開する和食ファミリーレストラン「和食さと」で、テークアウトメニュー5商品を特別価格で提供するキャンペーンが実施されている。期間は10月18日まで。
飲食事業を展開するサトフードサービス(大阪市)は、国内207店舗を展開する和食ファミリーレストラン「和食さと」で、テークアウトメニュー5商品を特別価格で提供するキャンペーンの実施を発表した。期間は10月18日まで。
ずわいがにといくらが乗った「かにいくら重」は、798円(以下、税別)で提供する。他にも、国産牛のすき焼き重は1198円を698円、和風ステーキ重は1098円を698円の特別価格で販売する。
新商品の「ハンバーグと大海老フライ弁当」は698円(通常価格898円)、「にぎやか海老天丼」はワインコイン以下の499円(通常価格798円)に設定した。
昨年比で10倍の売上になる日も
今回の取り組みの狙いを担当者に取材すると、テークアウトに対する需要が急激に上がっていることがうかがえた。
「新型コロナウィルスの影響で特にテークアウトを利用する機会が圧倒的に増える中、和食さとでは3月以降ほぼ毎週テークアウトのお値打ちキャンペーンや新商品の販売をしてきました。週に何回も来店されるお客さまも多く、そういった方に飽きずにお弁当を楽しんで頂きたいという思いからです
今ではテークアウトの売上が昨年に比べ約10倍近くなる日もあります。当社のお弁当は『さとの味をおうちでも。』というコンセプトがあります。この思いのもと、オーダー毎に注文を頂いてから店内で1つ1つ丁寧にお作りすることをこだわりとしています」
同社はテークアウトに対する需要が上がっている状況でも、新しい商品を定期的に投入することによって、お客を飽きさせない工夫をしている。最近はワタミが居酒屋から焼肉の業態に転換することを発表するなど、肉を提供する低価格帯の店舗は過当競争に陥っている。今回、和食さとがテークアウトメニューのキャンペーンを追加したことで、競合との差別化を図れるのか、今後の展開に注目が集まる。
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