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ローソン、スイーツの新シリーズ立ち上げ 目指すは「コロナ疲れ」の解消:新たなポジショニング(3/4 ページ)
ローソンはご褒美スイーツ「ウチカフェスペシャリテ」シリーズの新商品を10月27日に発売する。コロナ禍で生じたストレスや疲れを解消するというニーズに着目した。
各商品の特徴
商品の開発に当たっては、スイーツの「特化型専門店」が増えていることも考慮した。担当者の調査では、18年にはモンブラン専門店、カスタード専門店、スイートポテト専門店などが流行。さらに、19年になるとバターにこだわった専門店やガトーショコラ専門店などが注目されるようになった。いずれも、特定の素材やメニューにこだわっているのが強みだ。
新商品の雲泡クリームのショートは、クリームにこだわった一品。内側と外側で異なる2種類のクリームを使うことで、味わいに変化を出しているのが特徴だ。
栗堪能モンブランは栗を強調する商品だ。マロン風味チョコでコーティングしたメレンゲ生地の上に、マロンバタークリーム、マロンスポンジ、マロンホイップクリームなどをのせている。
麗溶けチーズテリーヌは、オーストラリア産クリームチーズ、北海道産クリームチーズ、北海道産生クリームを合わせて低温で湯煎焼きにした商品だ。
ほくとろ豊潤スイートポテトは、パイ生地の上に金時芋を使用した蒸しいもあんと、紅あずまを使った焼きいもあんを重ねている。
いずれも、「行列せずに、遠くに行かずに話題のスイーツが食べたい」「ちょっとした非日常を味わいたい」「今日1日の気分を格上げしてくれるスイーツがほしい」といったニーズに対応するのが狙いだ。
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