コロナ禍だけど、報・連・相は「対面」のほうがやりやすい? 新入社員と上司・先輩の考え方は違うのか:調査で判明(2/2 ページ)
コロナ禍で働き方が大きく変わった。新入社員と上司・先輩社員の考え方はどう違うのか。コミュニケーションツールや「対面」の有効性について尋ねた調査の結果は?
メールやコミュニケーションツールの課題は?
テレワーク(在宅勤務)が増えることで、メールやコミュニケーションツール(Microsoft TeamsやLINEなど)を使うシーンが増えたが、新入社員と上司・先輩のコミュニケーションにはどんな変化があるのだろうか。
同調査によると、全体の約80%がメールやコミュニケーションツールでやりとりをすることが増えたと回答。また、報告・連絡・相談をするのに有効(効果がある)と感じるものとして、「対面でのコミュニケーション」と回答したのが全体の70%強、「チャットツールを用いたコミュニケーション」と回答したのが30%弱となった。
同様に、「報告・連絡・相談をするのに、心理的なハードルが低いと感じるのはどちらか」と尋ねると、対面でのコミュニケーションと、チャットツールを用いたコミュケーションという回答がほぼ同数という結果となった。
テレワーク(在宅勤務)時に、以前と比べて上司・先輩に相談がしやすくなったかどうかを尋ねると、「しやすくなった」と回答したのが全体の約40%だったのに対し、「しにくくなった」と回答したのは全体の約60%となった。
メールやコミュニケーションツールのやりとりに対する回答は、新入社員と上司・先輩で大きな差はなかった。ビジネスパーソンとしての経験の量にかかわらず、対面でのコミュニケーションが有効なものとそうでないものに対する捉え方に大きな違いはないようだ。
この調査は、2019〜20年に入社した新入社員694人と、新入社員の育成にかかわる上司・先輩社員808人を対象としており、20年6月にインターネット上で実施した。
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