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現金派の人がキャッシュレスに移行しない理由とは? 過半数が「今後も現金払い」

キャッシュレス還元策からコロナ禍を経て、多くの人がキャッシュレス支払いに移行しつつある。一方で、現金払いを続ける人も数多い。その理由はいったいなんなのか。カードレビュードットコムが、現金払い派の人にアンケートを実施した。

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 キャッシュレス還元策からコロナ禍を経て、多くの人がキャッシュレス支払いに移行しつつある。一方で、現金払いを続ける人も数多い。その理由はいったいなんなのか。Office With(大阪府大阪市)が、現金払い派の人にアンケートを実施した。

 現金払いを続けている理由のトップに入ったのは、「お金の管理がしやすい」(32%)だった。現金で支払うことで財布の中身が把握しやすいということだが、現在はクレジットカードの支払履歴や銀行口座の入出金を管理できるサービスも多くある。

 2番めに理由として挙がったのは、「発行やQRコード決済の登録が煩雑」(15%)だった。どれを登録したらいいのか、お得なのか、安全なのかといった悩みがハードルになっているようだ。


「現金払いを続けている理由」(カードレビュードットコム調べ)

 一方で、現金払いで感じるメリットとはどんなものか。トップとなったのは「使いすぎない」(41%)だった。2位にも「お金の動きが見える、管理しやすい」(35%)が入った。お金の管理をどのように行うかで、キャッシュレス派と現金派の考え方の違いがあるようだ。

 3番めには「どの店でも利用できるから」(10%)が入った。クレジットカードやQRコード決済には、店舗側が対応している必要があるが、確かにどの店でも利用できることは現金のメリットだ。


「現金払いのメリット」(カードレビュードットコム調べ)

 現金払いのデメリットとしては、「ポイントや優待がない」(36%、1位)、「支払いに時間がかかる」(16%、2位)などが入った。また4位には「不衛生」(10%)という回答が入り、コロナ禍の影響が感じられる。


「現金払いのデメリット」(カードレビュードットコム調べ)

 回答者560人中の過半にあたる314人が「今後も現金払いを続けていく」と回答しており、キャッシュレス化への道のりはまだ遠そうだ。

 今回の調査は12月2日から6日にかけて、男女560人にインターネット上で行われた。

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