ワークマン 作業服にもなる「リバーシブルワークスーツ」発売 紳士服チェーンと差別化:上下セットで4800円(2/2 ページ)
ワークマンは2月16日、「SOLOTEXリバーシブルワークスーツ」を全国発売すると発表した。また3月には夏向きの「DotAirリバーシブルワークスーツ」も販売する。初年度で両モデル20万着を販売を目指すとしている。
ニューノーマルに対応するか 各社から「機能性スーツ」続々
新型コロナウイルス感染拡大で、在宅勤務が定着しスーツ需要が減少。大手紳士服チェーンなども低価格で機能性を追加したビジネスウェアを販売している。
紳士服大手のAOKIは、2月1日から「アクティブワークスーツ」の予約を開始している。上下セットで4800円とし、予約開始から3日で予定数量に達するなど話題となっている。
同社広報担当者によると、コロナ禍でリモートワークが定着し始めた20年7月頃から「自宅で何を着たらいいのか分からない」などという声がお客から寄せられ、商品の開発に着手。
洗えるだけでなく、風合いとストレッチ性を重視したオリジナル素材を採用。パンツは、座っていても快適なウエスト伸縮仕様とし、長時間着ていても疲れにくく、気軽に着られる機能性を持たせた。
また20年11月から、ニット生地やジャージー素材を採用した「パジャマスーツ」を販売している。同商品は世界20か国以上で報道され、実店舗がないエリアからもECサイトを通じて注文が入っているという。
水道工事などを手掛けるオアシスライフスタイルグループの「オアシススタイルウェア」(東京都港区)は18年3月に「ワークウェアスーツ」を発売。「スーツに見える作業着」というコンセプトで水や汚れにも強く、あらゆる場面で着用できる点などが評判となっている。20年9月には常設店舗を八重洲地下街に構えるなど、直営店を全国に拡大。20年第3四半期(20年9〜11月)の売り上げは前年同期比600%越えを達成している。
関連記事
- AOKIの”4800円”スーツが好調 「パジャマスーツ」は世界各国から注文が
紳士服大手のAOKIが発表した、立体製法とオリジナル素材を採用した「アクティブワークスーツ」の予約状況が好調だ。 - ワークマン アウトドア用品の取り扱いを開始 価格を抑えた「テーブル」や「チェア」など
ワークマンがキャンプ用品などのアウトドアグッズの展開を開始。1月下旬から順次テーブルや保冷容器、ローチェアなどを販売している。 - イオンが自転車通勤に適したセットアップスーツ発売 AOKIやワークマンも「高機能スーツ」に商機
イオンは2月8日、「トップバリュ ウォッシャブルはっ水セットアップスーツ」を発売すると発表した。2月12日から本州・四国の「イオン」「イオンスタイル」約250店舗で販売する。 - FABRIC TOKYO、「家専用スーツ」の予約販売開始 座った時のシルエットをきれいに見せる
FABRIC TOKYOは10月20日、「家専用スーツ」の先行予約販売を開始すると発表。着心地や、座った時のシルエットを意識した商品。在宅勤務の定着などでスーツの需要が減る中、自宅用の仕事着を提案し、売り上げにつなげたい考え。 - AOKIが上下セットで4800円のスーツを発表 作業着から普段着まで対応
紳士服大手のAOKIは2月1日、シーンを選ばず気軽に着られる「アクティブワークスーツ」を発売すると発表した。公式オンラインショップで予約販売を開始し、2月20日からは一部店舗でも取り扱う。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.