スーツに見える作業着「ワークウェアスーツ」 ブランド名を変更 ”ボーダーレス”の服を目指す:新たなビジネススーツも発表(1/2 ページ)
作業着スーツ「ワークウェアスーツ」を企画・販売するオアシススタイルウェアは2月16日、ブランド名を「ワークウェアスーツ」から「WWS(ダブリューダブリューエス)」に変更、ブランドロゴを一新すると発表した。
作業着スーツ「ワークウェアスーツ」を企画・販売するオアシススタイルウェア(東京都港区)は2月16日、ブランド名を「ワークウェアスーツ」から「WWS(ダブリューダブリューエス)」に変更、ブランドロゴを一新すると発表した。
「スーツに見える作業着」ワークウェアスーツは、同社のグループ会社である水道工事業の社員向けユニフォームとして開発。2018年3月にはECサイトでの販売を開始し、はっ水性や高いストレッチ性、毎日洗濯できる点が評判となり、現在では、サービス業や製造業など約850社がユニフォームとして導入。またコロナ禍で在宅勤務が定着したことを受け、30〜50代の男性を中心に支持を集めている。
同社は、リブランディングを行う経緯として「“ボーダーレスウェア”という新しい市場の開拓と、アパレル業界が抱える大量廃棄による環境問題の解決策を示すため」と説明する。
コロナ禍で新しい生活様式が提唱され、仕事とプライベートの垣根がなくなった今、季節や場所を問わずに着用できる商品に注目が集まっている。同社はそれらの商品を「ボーダーレスウェア」と新定義し、作業着スーツだけでなく消費者の変わりゆくライフスタイルに寄り添った商品を提供したいとしている。
同社はあわせて、新製品となる「WWS Bizモデル」を発表。従来のワークモデルより、すっきりとした立体的なシルエットに仕立て、着用シーンを選ばないデザインを採用した。従来の製品の胸ポケットは「ファスナーポケット」だったが、Bizモデルでは、出し入れ可能なフェイクチーフ付の箱ポケットに変更。フロントポケットには雨よけ、ほこりよけのフラップをつけ、よりフォーマルな印象に仕上げた。
パンツにはセンターラインを入れた他、ウエストにはゴムと留め具付きのひもを取り入れ、ベルトなしでも着用できるようにした。
価格はジャケットが1万9800円(税込、以下同)で、パンツは1万3200円。色はそれぞれブラック、ダークネイビー 、ネイビー、チャコールグレー 、ベージュ、オリーブの6色でサイズはXS〜4Lにまで対応している。
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