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スーツに見える作業着「ワークウェアスーツ」 ブランド名を変更 ”ボーダーレス”の服を目指す:新たなビジネススーツも発表(2/2 ページ)
作業着スーツ「ワークウェアスーツ」を企画・販売するオアシススタイルウェアは2月16日、ブランド名を「ワークウェアスーツ」から「WWS(ダブリューダブリューエス)」に変更、ブランドロゴを一新すると発表した。
「ボーダーレスウェア」に込めた思いは
ビジネスウェアを巡っては、紳士服大手のAOKIが発表した「アクティブワークスーツ」が発売前からが話題となっているほか、ワークマンも裏返せば作業服になるスーツとして「リバーシブルワークスーツ」の発売を発表している。
いずれの商品も上下セットで5000円を切る価格帯だが、オアシスライフスタイルグループの関谷有三代表取締役は、戦略発表会で「低価格競争には参画しない」と表明。季節を問わず長く着用できる製品を販売し、余剰在庫を抱えない商品開発を進め、アパレル業界が抱える環境問題にも向き合う姿勢を示した。
左からユナイテッドアローズ 名誉会長 重松理氏、オアシスライフスタイルグループ 代表取締役 関谷有三氏、100mハードル日本記録保持者・ママアスリート 寺田明日香氏、サン・アド アートディレクター 葛西薫氏
また同社は今後の戦略として、ECでの販売を中心に行いながら、実際に製品を触れられる店舗を全国で15カ所程展開するという構想を明らかにした。また、ロンドンを皮切りに海外展開も進める方針で、25年には売り上げ100億円を目指すとしている。
コロナ禍で市場が落ち込むアパレル業界だが、同社が提唱する「ボーダーレスウェア」は業界の苦しい現状を変えるきっかけになるだろうか。
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