イオンモバイル、1GB単位で選べる新料金プラン開設 最大で1800円値下げ
イオンリテールによる格安スマホサービス「イオンモバイル」が、4月1日から料金プランを全面リニューアルする。ユーザーが最適なプランを選べるよう、10GBまでのデータ容量を1GB単位で選択できる料金プランを新設し、既存プランも最大で1800円(以下、税別)値下げするという。
イオンリテールによる格安スマホサービス「イオンモバイル」が、4月1日から料金プランを全面リニューアルする。ユーザーが最適なプランを選べるよう、10GBまでのデータ容量を1GB単位で選択できる料金プランを新設し、既存プランも最大で1800円(以下、税別)値下げするという。
既存ユーザーに関しては、手続きも不要で自動的に新料金を適用する。
ユーザーは利用状況に合わせて、「さいてきプラン(0.5GB〜10GB)」「さいてきプランMORIMORI(12GB〜50GB)」、60歳以上限定の「やさしいプラン(0.2G〜8G)」の3種から毎月プラン変更を可能にした。また、余った容量は従来通り翌月に繰越されるため、月ごとに繰り越し分と合わせた最適なプランを選択できるという。
オプションサービス「050かけ放題」の月額料金も980円(税別)に値下げ。同サービスも既存ユーザーに関しては4月度利用分より自動的に値下げする。また、イオンモバイルから他事業者へ乗り換える際のMNP転出(番号移行)手数料も廃止する。
さらに、全料金体系で「音声SIM」「シェア音声SIM」「データSIM」を用途にあわせて選択可能にするほか、契約手続きも店舗とオンラインどちらも選べる。同社は「料金プランやサービスをお客さまが自由に選べる楽しさをご提供します」とコメントしている。
政府が進める携帯電話料金の値下げにより、docomo、au、Softbankなどの大手キャリアは一斉に新しいプランを発表した。料金の安さが魅力として選ばれてきた格安スマホサービスを提供している通信事業者(MVNO)は、さらなる値下げプランや独自のサービスを打ち出している。各社の生き残りをかけた動きに対し、消費者はどの企業を選ぶのか、市場の動向に注目が集まる。
関連記事
- ユーザーが乗り換えたいキャリア1位は? 携帯電話会社の新料金プラン発表を受けて
docomo・SoftBank・auの新料金プラン発表を受け、ユーザーがどの携帯キャリアへ乗り換えを検討したのか意識調査。結果は? - LinksMateで新料金プラン発表 SIMカード1枚あたり612円
LogicLinksは、MVNOサービス「LinksMate」で新プランの提供を開始する。 - 現状の料金プラン・キャリア、3割が「乗り換えたい」 各社発表の新プランに戸惑いも
「スマートフォン・携帯」に関するアンケートを実施した結果、30.4%が現在利用中の料金プラン・キャリアから「乗り換えたい」と回答した。 - HIS Mobile、月額1980円で20GBと70分の無料通話つきプラン発表
HIS Mobileは、データ容量20GBと70分の無料音声通話を含んだ「格安弐拾(かくやすにじゅう)」プランの提供を開始する。 - ソフトバンク、KDDIとの頂上決戦 NTTドコモの新プラン「アハモ」担当者に狙いを聞いた
NTTドコモ、KDDI(au)、ソフトバンク。携帯大手3社のスマートフォン利用料の値下げ案が出そろった。3月から新しい料金体系による販売競争が始まる。ドコモが2020年12月に若者をターゲットに打ち出した新料金プラン「ahamo(アハモ)」は、発表後1カ月で50万人以上が申し込むなど注目を集めている。「アハモ」のサービス設計者らにインタビューして狙いを探ってみた。 - mineo、月間20GBで1750円の新プラン「マイピタ」発表 携帯各社の値下げ競争続く
格安スマホサービス「mineo(マイネオ)」を展開するオプテージは、同サービスの料金プランを2月1日から全面リニューアルし、新料金プラン「マイピタ」の提供を開始すると発表した。 - NEC「新卒年収1000万円」の衝撃 年功序列の廃止か、「3流国への没落」か
NEC、ソニー、NTTコミュニケーションズ、DeNA、富士通……。高い報酬を払ってでも新卒の優秀な技術者を採用したいという機運が高まってきた。年功序列に縛られた日本企業は果たして変われるのだろうか? - 富士通「年収3500万円」の衝撃 ソニー、NECも戦々恐々の「グローバル採用競争」
「富士通3500万円」「NTTコム3000万円」「ソニー1100万円以上」「NEC新卒年収1000万円」――。優秀な人材を獲得するためにカネに糸目をつけず施策を展開する各社の危機感と焦燥。繰り広げられる採用“狂騒曲”の本質に迫った。 - 上場企業の「想定時給」ランキング、3位三井物産、2位三菱商事 8000円超えで「ぶっちぎり1位」になったのは?
上場企業の「想定時給」ランキング……。3位三井物産、2位三菱商事に続き「ぶっちぎり1位」になったのは? - 「年商1億円企業の社長」の給料はどれくらい?
「年商1億円企業」の社長はどのくらいの給料をもらっているのか? - PS5が発売 横行する転売屋に対するソニーの戦略とは?
新型ゲーム機「プレイステーション5(PS5)」が11月12日に発売する。横行する転売に対して、ソニーは増産体制を構築しようとしているものの……。 - 大赤字のANA救済 JALとの統合は「最悪のシナリオ」
「JAL、ANA統合論」の行方は?
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.