マッチングアプリのOmiai、23歳以下を期間限定で「3カ月500円」に コロナ禍での出会いに商機
「Omiai」を運営するネットマーケティングは、期間限定で「U23応援!ワンコインキャンペーン」を実施する。
マッチングアプリ「Omiai」を運営するネットマーケティングは、期間限定で「U23応援!ワンコインキャンペーン」を実施する。通常3カ月プランは1万2800円に設定しているが、500円でサービスを提供する。4月14〜23日の10日間限定で、コロナ禍における出会いの機会減少に商機を見いだしている。
コロナウイルスの感染拡大以降、20年2月〜21年1月において結婚組数は53万8766件(前年同期61万1042件)と、1年前と比較して7万2276件の大幅な減少となった。現在もコロナ禍による外出自粛やテレワークの普及により、出会いの場や機会は減少している。
国立社会保障・人口問題研究所の調査によると、初婚年齢は男性30.1歳、女性28.7歳だ。出会った際の年齢は男性25.5歳、女性24.1歳、平均交際期間は4.59年となっている。また、夫婦が25歳までに出逢う割合は男性46.5%、女性53.9%と、約半数は新社会人や大学生の年代にパートナーと出会っていることが分かった。
この年代はコロナ禍で経済的にも影響を受けやすい。出会いの場や機会の減少は、カップルや夫婦数の減少、中長期的には少子化の拡大などにも発展する可能性がある。
そこで同社は23歳以下を対象に、4月14日〜23日の10日間限定で「U23応援!ワンコインキャンペーン」を開催する。また同時に、6カ月プラン960円、12カ月プラン1980円と、さまざまなニーズに対応したプランも用意した。
継続するコロナ禍の影響によるテレワークの普及により、特に一人暮らしの独身男女で「孤独感」「寂しさ」を感じストレスが増えていることが問題となっている。パーソル総合研究所の調査では、テレワーカーで「孤立していると思う」と回答した人は28.8%に及び、テレワークの頻度が高いほど孤独感は高くなる傾向があることが分かった。このような背景に商機を見いだしたネットマーケティングの狙いは成功するか。
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