連載
有名ブランドの服を“激安”で売る「オフプライスストア」が増殖中 背景にバーバリーの焼却事件:長浜淳之介のトレンドアンテナ(4/6 ページ)
売れ残った有名ブランドの洋服や靴を激安で販売する「オフプライスストア」が増えている。大手アパレルのワールドやゲオグループなどが参戦。単に安く売るのではなく、ある特徴を備えているという。
環境問題も意識
アンドブリッジのコンセプトは、「サステナブル(持続可能)な環境社会の実現のため、ファッション業界の廃棄ロス削減を目指し、価値あるブランドの余剰在庫を再編集してお手頃価格でお届けする」こと。
顧客の不要になった服を回収するリサイクルボックスを店内に常設。古着を再利用したアートも配置するといったように、循環型の取り組みを進めている。
なお、回収した衣類はリサイクルメーカーに販売。収益金は子どもたちの教育のために寄付をしている。
また、アート作品でもあるデザイナーズ公共ベンチを店内5カ所に配置している。
アンドブリッジは19年9月、さいたま市の西大宮に1号店を出店。以降、神奈川県相模原市にニトリモール相模原店、東京都台東区に浅草ROX店、京都市南区にイオンモールKYOTO店、そしてニューポートひたちなか店と出店を重ねている。4月24日には埼玉県蕨市にビバモール蕨錦町店が320坪でオープンする。
10年後には20〜30店の展開を目標にしている。
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