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資生堂、アクセンチュアと合弁会社設立 デジタルマーケ戦略を強化:肌診断の履歴データなどを分析
資生堂は5月11日、アクセンチュアと合弁会社「資生堂インタラクティブビューティー」を7月に設立することを合意したと発表した。新会社は、資生堂およびそのグループ会社にデジタルマーケティング業務とデジタル・IT関連業務を提供する。
資生堂は5月11日、アクセンチュアと合弁会社「資生堂インタラクティブビューティー」の設立を合意した。アクセンチュア社からの人材と知見を取り入れることで、資生堂およびそのグループ会社のデジタルマーケティング戦略を強化する。
新会社は7月に設立する。資本金は1億円で、資生堂が過半を出資する。
新会社では、顧客がオンラインや店頭で行った肌診断やバーチャルメークアップ履歴をデータベースに蓄積する。履歴データと購買データや研究開発のデータとあわせて分析し、顧客への提案に生かす。その他にも、テクノロジーの活用によって顧客ごとにパーソナライズしたサービスの展開を目指す。
既存システムのクラウド移行や、資生堂のIT人材育成も担い、資生堂グループのDXを進める方針だ。
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