ニュース
スマホ専業のみんなの銀行、サービス開始 アプリから受付
ふくおかフィナンシャルグループ(FFG)傘下のみんなの銀行が5月28日、サービスを開始した。スマホアプリから個人口座開設の受付を行う。
ふくおかフィナンシャルグループ(FFG)傘下のみんなの銀行が5月28日、サービスを開始した。スマホアプリから個人口座開設の受付を行う。
みんなの銀行は「デジタルバンク」をうたい、地銀傘下ながら全国のユーザーに向けてスマホ専業銀行としてサービスを提供する。当初提供するのは、普通預金、貯蓄預金、デビットカード。また、マネーフォワードと提携し他の金融機関の口座やクレジットカード、電子マネーなどの入出金履歴を一元的に確認できる「Record」と呼ぶサービスを提供する。
基本サービスの利用は無料だが、月額600円の「Premium」と呼ぶ有料サービスも提供する。通常0.2%のデビットカードキャッシュバック率が1%になるほか、ATM出金手数料が月15回まで無料、銀行振り込みが月10回まで無料になるなどの優遇を行う。さらに、口座残高が不足しているときに、最大5万円まで自動的に立て替える「Cover」というサービスも利用できる。
みんなの銀行は、デジタルネイティブに向けたスマホ専業銀行として注目されている。スマートフォンを通じて24時間365日即時口座開設が可能で、物理的なキャッシュカードやデビットカードを発行しないなど、デジタルに振り切ったサービスが特徴だ。
関連記事
- FFGのみんなの銀行、地銀傘下で全国狙う スマホ専業銀行の勝算
ふくおかフィナンシャルグループ(FFG)傘下で、新たに銀行免許を取得したみんなの銀行が5月下旬から営業を開始する。横田浩二頭取は会見で、「デジタル・ネイティブ層をターゲットに、デジタル・ネイティブなシステムを構築した。全国をターゲットにしたデジタルバンキングを模索する」と方向性について話した。 - みんなの銀行、マネフォと提携しアプリ内で他行口座を一元管理可能に
みんなの銀行は、5月下旬の営業開始と合わせて提供するスマホアプリにて、他の金融機関口座、クレジットカード、電子マネーなどの入出金履歴を一元的に管理できる「レコード機能」を提供する。 - ふくおかFGの「みんなの銀行」が銀行業免許取得 5月にサービス開始予定
ふくおかフィナンシャルグループ(FG)傘下のインターネット専業銀行「みんなの銀行」は12月22日、銀行業の営業免許を取得したと発表した。 - 地銀の再編は“数の減少”にあらず? プライドを捨てて強み生かせるか
地方銀行の“再編”が待ったなしだ。しかし再編とは何か。「再編イコール、数を減らすというイメージがあるのではないか? そこに違和感、問題意識を感じている」。そう話すのは、日本資産運用基盤グループの大原啓一社長だ。 - きらぼし銀行がデジタルバンク設立へ 対面と非対面のハイブリッド目指す
きらぼし銀行は12月7日、DX戦略の一環として2022年1月に「きらぼしデジタルバンク」を開業すると発表した。対面サービスを軸とするきらぼし銀行に対し、デジタルバンクでは非対面サービスを提供し、「対面と非対面サービスの融合を実現する」。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.