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ローソンが「マチの本屋さん」を出店 9000タイトルの本を取り扱う:1号店は埼玉・狭山で6月3日から
ローソンが新ブランド「LAWSONマチの本屋さん」を立ち上げた。一号店は狭山に。今後も拡大予定。
ローソンは5月31日、取次大手の日本出版販売と連携し、書店を併設した新ブランド店舗「LAWSONマチの本屋さん」の展開を始めると発表した。減少傾向にある書店の役割をコンビニエンスストアが担うことで、近場で本が購入できるという消費者ニーズを満たし、新たな客層の拡大につなげる狙い。
既存店の「ローソン狭山南入曽店」(埼玉県狭山市)を改装し、6月3日に1号店としてオープンする。同店では、弁当やおにぎりなど約3500品目の通常商品に加え、約9000タイトルの本や雑誌を取り扱う。
新型コロナウイルス感染防止対策で在宅時間が増えたことや、地域の書店の減少、緊急事態宣言などによる大型店の休業などを受け、近くで本を求めるニーズが高まっている。同社によると、2020年度の書籍や文庫本などの売上高は、前年実績を約2割上回ったという。
また同社では14年から、小説や文庫本、ビジネス書など幅広い種類の本を取りそろえられるよう専用の棚を導入し、現在全国の約5000店舗で展開。さらに、同年から地域の書店とコラボレーションした”書店併設型店舗”も開設しており、これまでに埼玉県や神奈川県、広島県で21店舗を設けている。
同社は今後、書店を併設した店舗数の拡大を目指すとしている。
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