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富裕層向け老人ホームが西麻布に 食事は帝国ホテルが提供都心初の地上36階建て(2/2 ページ)

高級老人ホームが2024年秋に開業予定だ。ラウンジやライブラリー、スパ、フィットネスなどの施設は当たり前。プライベートガーデンやお茶や軽食が楽しめるティーパビリオン配置まで計画しているという。食事は帝国ホテルと連携する。今後も盛り上がりが期待されるシニア市場に乗り出す富裕層向け老人ホームの気になる内装や設備とは。

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帝国ホテルが食事を提供

 最上階の2層吹き抜け(約6メートル)のダイニングでは、入居者に帝国ホテルの食事を提供する。有料老人ホームとしては初めての取り組み。


帝国ホテルの料理が提供される

 贅沢な暮らしを提案するだけでなく、シニアの健康を考えた施設も備えてある。スパ・フィットネスフロアには医学的根拠に基づき水温や水深などが設定されたジェットマッサージプールをはじめ、サウナや大浴場、フィットネスルームなど多彩な設備が整う。運動プログラムの提供などシニアが健康的に生活できるような取り組みを促進していく。

ウェルネスプール(左)大浴場(右)

 また、入居者の健康管理をサポートするため建物内にクリニックも開設する。定期的な健康診断の実施だけでなく、大学病院と連携した入院対応なども行う予定。

 介護サポートにも力を入れており、介護専用フロアでは24時間専任ケアスタッフが在中。東京海上日動ベターライフサービスに事業委託し、入居者を支えていく。

 総務省が20年9月に発表した調査によると、65歳以上の高齢者の人数は3617万人で総人口の28.7%を占めるという。25年には国民の4分の1が高齢者になると試算されていることからもシニア市場は企業にとってビジネスチャンスが眠っていると考えられる。今後同社のように富裕層シニアをターゲットにしたビジネスが多く生まれてくるかもしれない。

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