2015年7月27日以前の記事
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急成長のサンコーが、「オモシロ家電」を追求する意味とは家電メーカー進化論(3/6 ページ)

「サンコー」といえば、ユニークで一風変わった「おもしろ家電」で知られるメーカーだ。面白さと同時に、コスパの良さと便利さも備え、人気を博している。この「おもしろ家電」を開発できた秘密とは一体何なのか。サンコーの山光博康CEOに話を聞いた。

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「面白くて、役に立つ」製品づくりは、売ってないもの探しから

――「面白くて、役に立つ」ことに加え、他にはないユニークな製品が多数用意されているサンコーレアモノショップですが、新製品はどれくらいの頻度で発売されているのでしょう。

 月に10アイテムは、必ず出すようにしていますね。それ以下だとサイトに来訪する顧客数が減ってしまいますし、多いと我々が商品説明などに十分な手間を掛けられません。毎月出す新製品のうち、だいたい2アイテムが自社企画製品で、あとは輸入製品です。

 もともと輸入製品の販売から始めたので、最初は当社に技術者がいませんでした。そのため、自社企画製品は工場とやりとりして作りたいものを製造しました。しかし今ではエンジニアも在籍しているので、図面から基板設計、金型データまで自社で作れるようになり、サンプルまで社内で仕上げられるようになりました。社内でしっかり作りこむためか、自社企画製品の方が売れることが多いので、今後は自社企画製品のシェアをもう少し増やす予定です。


オフィス内に設置されている3Dプリンター(写真右奥)

オフィス内の作業スペース。これらの設備で、ちょっとした試作品やデザイン模型などを作ることもあるという

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