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楽天証券「MARKETSPEED II」に「リアルタイムスプレッドシート」を導入、自動発注が可能に
楽天証券は6月25日夕方より、PC向け株式トレーディングツール「MARKETSPEED II」に「リアルタイムスプレッドシート」(以下RSS)を導入する。プログラムなしで自動売買も可能に。
楽天証券は6月25日夕方より、Windows PC向け株式トレーディングツール「MARKETSPEED II」に「リアルタイムスプレッドシート」(以下RSS)を導入すると発表した。表計算ソフトのエクセル上に市況情報や保有銘柄の損益状況など、自身が必要な情報をリアルタイムで取り込み、発注まで行えるようになる。
「MARKETSPEED II」の「RSS」では発注機能を搭載しており、情報を見ながらそのままエクセル上で発注できる。また、「移動平均の価格差が◯円以上になったら発注」というように、独自の取引条件を事前設定すると、システムトレードのような自動売買がプログラミング言語の使用なしで可能となる。
サンプルシートを複数用意しているので、初めて利用する人でも、銘柄コードや株数の入力、プルダウンで注文条件の選択を行うだけで簡単に自動売買の設定も行えるようにした。現在「MARKETSPEED」で「RSS」を利用している人もエクセル上で設定している情報をそのまま引き継いで「MARKETSPEED II」の「RSS」版に変換が可能となる。
「MARKETSPEED II」は豊富な投資情報と高度な分析機能を簡易に行える機能であり、「アルゴ注文」などプロの投資家なども利用する高性能取引も可能としたPC向けトレーディングツール。楽天証券に口座を持っている人に無料で提供する。
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