コラム
希望退職を募集して、優秀な社員が「辞めたい」と言ったら、どうする?:チェックリスト(1/3 ページ)
希望退職実施にあたって決めておくべきことは多岐にわたります。今回は退職人員、退職日、募集期間、募集対象、退職者への優遇措置、再就職支援措置、会社の承認の有無、そして「優秀な社員からの希望があった場合の対応」について解説します。
1.希望退職実施で決めるべきこと
希望退職実施にあたって決めておくべきことは多岐にわたります。社員の雇用に踏み込む、重大な人事施策です。対象となる人の心情にも十分配慮して検討しましょう。
検討すべき事項は以下の通りです。今回はこのうち、退職人員〜優秀な社員からの希望があった場合の対応までを解説します(前編)。
後編はこちら。
- 退職人員
- 退職日
- 募集期間
- 募集対象
- 退職者への優遇措置、再就職支援措置
- 会社の承認の有無
- 優秀な社員からの希望があった場合の対応
- 募集、応募、機密保持
- 申し込みを撤回してきたときは
- 本人への通知
- 応募人員が予定に達したときの対応
- 応募人員が少なかった場合の対応、再募集の有無
- ハローワークへの届け出
関連記事
- 希望退職を募集して、応募者が「やっぱり辞めません!」と言ったら、どうする?
希望退職実施に当たって、どんなことを決めておくべきでしょうか。今回は、退職者への優遇措置員〜応募人員が少なかった場合の対応、再募集の有無までを解説します。 - 定年再雇用「60歳以降、1年ごとに1割給与を減らす」はOKですか?
定年再雇用を新設する際、「60歳以降、1年ごとに1割給与を減らす」制度は問題ないか。実例を踏まえ、人事コンサルタントが解説する。 - 希望退職、退職勧奨の違いは? 経営者・人事が知っておくべき「チェックリスト」
コロナ禍で業績が悪化した会社が数多く出ています。会社存続のために打つべき手として、希望退職、退職勧奨があります。両者の違いは何でしょうか。 - 平均給与、管理職になった年齢、残業時間ランキングを“見える化”する企業――デメリットはないのか?
自社の年齢別平均給与、管理職になった平均年齢、部署ごとの残業時間のランキングなどを見える化している企業、タカミヤに話を聞いた。社内各所に設置されたサイネージや、社員が持つPCのスクリーンセーバーでこれらの情報を共有しているという。なぜ、このような取り組みをしているのか。また、デメリットはないのか。 - 「売り上げが落ちてもいいから、残業をゼロにせよ。やり方は任せる」 社長の“突然の宣言”に、現場はどうしたのか
「来年度の目標は、残業時間ゼロ」──社長の突然の宣言は、まさに寝耳に水の出来事だった。準備期間は1カ月。取り組み方は、各部門に任せられた。現場はどう対応したのか?
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.