登山者タクシーだと4000円→1000円に 「THE NORTH FACE」と北杜市がタッグ:7月2日から
「THE NORTH FACE」を展開するゴールドウインと山梨県北杜市は、JR小淵沢駅から登山口を結ぶ、登山者用タクシー「MOUNTAIN TAXI」の運行を7月2日から開始する。
「THE NORTH FACE(ザ・ノース・フェイス)」を展開するゴールドウイン(東京都渋谷区)と山梨県北杜市は、JR小淵沢駅から八ヶ岳と南アルプス甲斐駒ヶ岳などの登山口を結ぶ、登山者用タクシー「MOUNTAIN TAXI(マウンテン・タクシー)」の運行を7月2日から開始する。2020年1月に締結した包括連携協定に基づく事業で、「THE NORTH FACE」のブランドが有するアウトドアに関する知見と、北杜市の自然環境を生かして、地域活性化を図っていく。
JR小淵沢駅から八ヶ岳と南アルプス甲斐駒ヶ岳などの登山口まで、登山者用タクシー「MOUNTAIN TAXI」(ハイブリッド車)を運行させることで、登山者をサポート。Webサイトからの完全予約制となっていて、通常、駅から登山口まで、タクシーに乗車した場合、1台片道4000円ほどかかるところ、1000円で移動ができるようになる。
北杜市は約76%が森林で占められていて、南アルプス国立公園、八ヶ岳中信高原国定公園などのほか、豊富な水を有する観光リゾート地域。首都圏からは電車や車で2時間程度とアクセスしやすく、アウトドアを楽しむことができるエリアとなっている。
ゴールドウインの森光常務執行役員は「新型コロナの影響はさまざまな分野で人々に制約を強いているが、そのような状況で、人々が自然を楽しみたいといった欲求は一層高まっているように感じている。甲斐駒ヶ岳(黒戸尾根)や八ヶ岳(編笠)などの登山道へのアクセスがより便利になることによって、この北杜市に多くの登山者が訪れることを期待している」とコメントした。
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