新入社員のオンボーディングに「課題あり」6割の企業 解決法は:オンラインでどう解決?
6割の企業が、新卒採用者や中途採用者の受け入れから定着・活躍までを支援する「オンボーディング」に、課題を抱えている──ビズリーチが運営するHRMOS WorkTech研究所の調査で、このような結果が判明した。
6割の企業が、新卒採用者や中途採用者の受け入れから定着・活躍までを支援する「オンボーディング」に、課題を抱えている──ビズリーチ(東京都渋谷区)が運営するHRMOS WorkTech研究所の調査で、このような結果が判明した。
約6割が入社者のオンボーディングに課題があると認識しており、うち約7割が「採用した人材が、社内で人間関係を構築しやすくしたい」と考えていることが明らかになった。企業規模が大きくなるほどに、その傾向が強かった。
具体的に改善したい点については、「採用した人材が、社内で人間関係を構築しやすくしたい」(70%)、「採用した人材が活躍するまでの時間を短くしたい」(66%)などに回答が集まった。
入社者のオンボーディングを全てオンラインで行っている企業は14%、一部オンラインの企業は52%を占めた。テレワークの浸透が背景にあるとみられる。
解決のためにどう取り組んでいる?
オンボーディングの課題を解決するために、「コミュニケーションの体制を構築した」「テキストコミュニケーションに慣れていない社員もいるという前提で、社員同士のコミュニケーション方法も入社者のオリエンテーションで触れる」「これまで受け入れ部門に任せていたオンボーディングを、新たにトレーニングチームをつくり対応するようにした」といった取り組みを行っているという声が寄せられた。
調査は4月26日〜5月14日、企業の人事・採用担当者を対象に実施し、232件の回答を得た。
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