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アウトドアブーム再来 バブル崩壊後に起きた1次ブームとの違い、今のトレンドは?:磯部孝のアパレル最前線(4/5 ページ)
現在はアウトドアブームだという声が聞こえてくる。実は、過去にもアウトドアブームが巻き起こっていたのをご存じだろうか。
アウトドアウェアの市場規模は拡大
身近なアウトドアグッズといえばアウトドアウェアの存在も見逃せない。矢野経済研究所がまとめた競技別スポーツアパレル市場規模の18〜19年の対比表を見て欲しい。
19年の市場規模が1番大きい競技は、ランニングからお散歩まで幅広く汎用性のあるトレーニングウェアで1320億円。2番目に大きな市場規模を誇るのがアウトドアウェアだ。その市場規模は1210億円で、18年対比で113.5%も伸びている。
当然、本気モードのアウトドアウェアが中心だと思われるが、ファッショントレンドとして街着や普段使いに着こなすライトユーザー層による押し上げが要因の1つであると見る。
こうして身近なところから生まれる現代版のアウトドアブーム。本格派も含めさらに熱を帯びそうなアウトドア市場に目を向けた企業側の視線も熱い。
ホームセンター大手のコーナン商事は20年9月に、キャンプ用品に特化した新業態店「キャンプデポ」1号店を大阪府堺市にオープン。今年7月には、香川県に3店舗目をオープンさせる予定だ。また、家電量販店のビックカメラも東京都立川市に「ビックアウトドア」をオープンさせた。
一見、レッドオーシャンに見えるアウトドアマーケットだが、こうした異業種からの参入組も加わり、市場のさらなる伸びに期待が集まる。
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