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アウトドアブーム再来 バブル崩壊後に起きた1次ブームとの違い、今のトレンドは?:磯部孝のアパレル最前線(5/5 ページ)
現在はアウトドアブームだという声が聞こえてくる。実は、過去にもアウトドアブームが巻き起こっていたのをご存じだろうか。
ブームを下支えるものとして、ユーザー数の圧倒的な拡大が必要となる。そのためのキーワードは、ユーザーとアウトドアの距離の短さだと思う。90年代半ばに訪れたアウトドアブームは、おしゃれなライフスタイルとして当時は新鮮に映り、憧れもあった。
しかし今回のブームは、家近で楽しむパークドアやグランピングなど、楽しみ方は実に多彩だ。それぞれ予算や目的に応じた最適なアウトドアを選択できる環境が整ったともいえる。
これから本格的なアウトドアを含め、屋外レジャーが楽しめるシーズンが到来する。コロナの感染状況という不安要素もある中で、屋外、少人数で、実践するアウトドアの楽しみ方は実に幅広い。「簡単」「軽量」「コンパクト」の3拍子と値ごろ感が加われば、利用者はますます増え、ブームは拡大していくだろう。
著者プロフィール
磯部孝(いそべ たかし/ファッションビジネス・コンサルタント)
1967年生まれ。1988年広島会計学院卒業後、ベビー製造卸メーカー、国内アパレル会社にて衣料品の企画、生産、営業の実務を経験。
2003年ココベイ株式会社にて、大手流通チェーンや、ブランド、商社、大手アパレルメーカー向けにコンサルティングを手掛ける。
2009年上海進出を機に上海ココベイの業務と兼任、国内外に業務を広げた。(上海ココベイは現在は閉鎖)
2020年ココベイ株式会社の代表取締役社長に就任。現在は、講談社のWebマガジン『マネー現代』などで特集記事などを執筆。
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