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JR東傘下の日本ホテル、ワクチン接種でホテル利用券を付与 「東京ステーションホテル」など対象:接種を促進
日本ホテルは7月15日から、ワクチン接種済証を提示した利用客に、利用額に応じてホテル共通利用券をプレゼントする。9月30日まで。
JR東日本傘下の日本ホテルは7月15日から、ワクチン接種済証を提示した利用客に、利用額に応じてホテル共通利用券をプレゼントする。ワクチン接種の促進と宿泊客の獲得を狙う。9月30日まで。
宿泊と直営レストランの利用額に応じ、最大3000円分のホテル共通利用券を付与する。対象ホテルは「東京ステーションホテル」「メズム東京 オートグラフ コレクション」「メトロポリタンホテルズ(8施設)」「JR東日本ホテルメッツ(24施設)」の34カ所。
同社は「新型コロナウイルス感染拡大が1日も早く終息し、安心・安全な環境を提供できるようワクチン接種を応援する」としている。
日本ホテルが6月25日、官報に掲載した2021年3月期(20年4月〜21年3月)決算公告によると、売上高は165億円(前期は391億円)、営業損失が153億円(前期は2億円の黒字)だった。
同社の売上高は360億円(16年3月期)→370億円(17年3月期)→383億円(18年3月期)→412億円(19年3月期)と推移していたが、20年3月期の売上高は391億円に減少(企業業績アプリ「NOKIZAL」のデータより)。コロナの打撃を受けた21年3月期はさらに半減した。
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