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預り資産5000億円到達のWealthNavi、次のマイルストーン1兆円の意味とは?(3/4 ページ)
ウェルスナビが運営するロボアドバイザーサービス「WealthNavi」の預かり資産残高が、7月14日に5000億円を超えた。次のマイルストーンは、預かり資産1兆円だ。この1兆円とは、WealthNaviにとってどんな意味を持ち、何が変わるのか。柴山和久CEOに聞いた。
——市場規模や、1兆円のあとのターゲットをどう考えているか。
日本全体で2000兆円くらいの個人金融資産があり、そのうちの3分の1に当たる600兆〜700兆円を働く世代が保有している。このうちどれくらいが投資に向かっていくのか?
日本と同じような保守的な国民性で、預貯金がメインの国としてドイツがある。ドイツでは預貯金比率が41%。現在の日本の預金比率53%がドイツ並みに低下すれば、12%くらいが投資に回ることになる。
投資にシフトした先が、すべて長期お任せ運用に回るかというと、大部分はそうはならないだろう。統計的に数字を見ても、長期お任せ運用よりも短期的な投資、分散ではなく特定の株式銘柄に集中して投資するのが圧倒的に主流だ。そのため2〜3割くらいにすぎないと考えると、16兆〜23兆円が、今後10年で想定するロボアドの潜在市場規模だ。
現在のロボアド市場の成長におけるWealthNaviのシェアは7割くらい。今後10年ぐらいで、ロボアドの潜在市場規模と想定する16兆〜23兆円のうち、半分以上のシェアは維持していきたい。少なくとも10兆円程度の規模が一つの目安になる。
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