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ファストリ、業績予想を下方修正 増収増益も国内・中国で販売に苦戦(3/3 ページ)
ファーストリテイリングは7月15日、2020年9月〜21年5月期の連結決算(国際会計基準)を発表。大幅な増収増益となった一方で、国内や中国の売り上げが計画を下回っているとして、今期の業績予想を下方修正した。
ジーユー事業はトレンドを抑えきれず苦戦
ジーユー事業の売上収益は2008億円(前年同期比7.1%増)、営業利益は243億円(同18.9%増)と増収、大幅な増益だった。
第3四半期連結会計期間の3カ月間は、シェフパンツ、エアリーシャツ、カットソーカラーフレアスラックスなどの販売が増収に寄与した。しかし、緊急事態宣言の影響に加え、一部の商品がトレンドを捉え切れず販売に苦戦。会社計画を下回る業績となった。
売り上げが下振れしたことで値引き販売が拡大し、営業利益も大幅に下回った。秋冬は、春夏の商品構成の課題を見直し、売り上げ回復を目指す。
グローバルブランド事業の売上収益は、805億円(同3.3%減)、営業利益は89億円の赤字(前年同期は60億円の赤字)と、減収、赤字幅は拡大した。
国内事業の業績減速などを踏まえ、21年8月期の連結業績予想を下方修正した。売上高にあたる売上収益は従来予想から600億円減の2兆1500億円、営業利益は100億円減の2450億円、純利益は当初予想を据え置き1650億円を見込んでいる。
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