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2021年春に「賃上げ」した中小企業は69.2%、大企業は?ボーナスは(1/3 ページ)

東京商工リサーチは2021年度「賃上げに関するアンケート」調査を実施した。賃上げを実施した企業は2020年度から12.9ポイント上昇。定期昇給を見送り、賞与や一時金で社員の実質収入をカバーする企業が増えた。

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 東京商工リサーチが約1万社に調査したところ、2021年春に賃上げを実施した企業(一部予定含む)は70.4%だった。長期的な資金負担を伴う「定期昇給」や「ベースアップ」を避け、期間損益に応じた賞与や一時金の増額で対応した企業が多かった。

 賃上げの実施率は、定期的な集計を開始した16年度以降、最低だった20年度の57.5%から12.9ポイント改善した。コロナ前の19年度と比較すると、10.4ポイント下回った。


企業の賃上げ動向(年度推移)

 規模別では、大企業の「実施率」が76.6%(1507社中、1155社)だったのに対し、中小企業は69.2%(8253社中、5716社)で、7.4ポイントの差がついた。


規模別の賃上げ動向
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