海外初進出! 韓国の「変なホテル」は、なぜトイレとバスを別々にしたのか:3分インタビュー(1/3 ページ)
「変なホテル」が韓国の明洞にオープンした。変なホテルといえば、ロボットがチェックインなどを行ってくれるわけだが、韓国と日本とでどのような違いがあるのだろうか。明洞ソウルの総支配人に話を聞いた。
3分インタビュー:
「SNSで話題のあの商品はどうやって開発したの?」「なぜこの会社はこんな取り組みを進めているの?」ちょっと気になっていた企業の“なぜ”をコンパクトに紹介します。
サービスや製品に込めた思いや苦労話など、担当者にしか分からない「裏側」を徹底取材。仕事が忙しくて、じっくりと情報を得ることができない人でも読めるよう、できるだけ簡潔にまとめています。テレワーク中の息抜きや移動時間、就寝前に「3分インタビュー」でサクッと情報収集!
「変なホテル」を覚えているだろうか。2015年、長崎のハウステンボス内にオープンし、ロボットがフロント業務を行う“世界初”のホテルとして、話題を集めた。
業績が好調に推移していたこともあって、17年のインタビューでHIS創業者の澤田秀雄氏は、このように語っていた。「『変なホテル』を世界展開して、今後3〜5年で100軒に増やす計画だ。1軒当たり2億〜3億円の利益が出ると考えると、これだけで200億〜300億円の利益。旅行業での稼ぎを軽く抜いてしまうのである」(現代ビジネス、2017年11月23日)と。
その後、都市部を中心に、ホテルを増やしていって、現在18棟を展開している。が、しかしである。ご想像の通り、新型コロナ危機の影響をまともに受け、H.I.S.ホールディングスのホテル事業は35.6億円(20年10月期)の赤字に陥った。
そんな状況の中で、変なホテルが韓国の明洞にオープンした。「今後3〜5年で100軒に増やす計画」からは大幅な修正を迫られているが、海外の地に初めて一歩を踏み出したのである。韓国でロボットが対応するホテルは初めてだそうだが、日本の変なホテルとどのような違いがあるのだろうか。明洞ソウルの総支配人を務めている立石寛征(たていし・ひろゆき)さんに話を聞いた。
関連記事
- 「男女混合フロア」のあるカプセルホテルが、稼働率90%の理由
渋谷駅から徒歩5分ほどのところに、ちょっと変わったカプセルホテルが誕生した。その名は「The Millennials Shibuya」。カプセルホテルといえば安全性などを理由に、男女別フロアを設けるところが多いが、ここは違う。あえて「男女混合フロア」を取り入れているのだ。その狙いは……。 - 6畳弱の狭い物件に、住みたい人が殺到している理由
6畳弱の狭い物件が人気を集めていることをご存じだろうか。物件名は「QUQURI(ククリ)」。運営をしているピリタスの社長に、その理由を聞いたところ……。 - バブルの名残 温泉街の「大型施設」が廃墟化 鬼怒川と草津の違いと「大江戸温泉物語」の戦略
コロナ禍がもたらす温泉街への影響は甚大だが、「温泉の魅力」として考えさせられるのが“街づくり”という点だ。筆者は「施設そのもので集客できる強い宿は例外的で、温泉地の魅力自体が集客を左右する」と指摘する。 - 「オレが若いころは」「マネジメント=管理」と思っている上司が、ダメダメな理由
「オレが若いころは……」「マネジメントとは管理することだ」といったことを言う上司がいるが、こうした人たちは本当にマネジメントができているのだろうか。日本マイクロソフトで業務執行役員を務めた澤円氏は「そうしたマネージャーは、その職を降りたほうがいい」という。なぜかというと……。 - エースの「背中が蒸れないリュック」は、なぜ売れているのか
暑い夏。リュックを背負って「汗ばむなあ」「蒸せる」と感じたことがある人も多いのでは。こうした問題を解決するために、バッグメーカーのエースは「蒸れないリュック」を開発した。どういった機能が搭載されているのかというと……。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.