ニュース
22卒が「説明会には参加しても、エントリーはしない」理由:リクルート調査
2022年に卒業予定の学生は、21卒に比べ説明会に参加した企業数は増えるも、説明会後のエントリー率は減少している──こんな結果が、リクルートの調査で判明した。説明会には参加しても、エントリーには結び付かなかった理由とは?
2022年に卒業予定の学生は、21卒に比べて説明会に参加した企業数は増えたが、説明会後のエントリー率は減少している──こんな結果が、リクルートの調査で判明した。説明会には参加しても、エントリーには結び付かなかった理由は何だろうか。
説明会参加企業数は増えるも、説明会後のエントリー率はやや減少
22卒学生の説明会参加企業数は平均19.7社と、前年と比べ5.1社増加した。Web説明会の参加企業数は17.3社と前年比べて7.7社増加した一方で、対面では4.5社と2.3社減少した。
説明会後のエントリー率は全体で69.0%、Webで69.9%、対面が62.2%。21卒に比べて全体とWebでは5ポイント前後、対面では12.8ポイント減少する結果となった。
同社は、人事職の中には「Web説明会は対面と比べてその後の選考につながらないのでは」という見方があると指摘する。しかし、実際には学生はWeb説明会への参加を増やしている。
また、応募の決め手となった情報源は「個別企業の説明会・セミナー」が55.8%で最多。学生がWeb説明会への参加を増やし、実際にそれが応募の決め手になっている実態がうかがえる。
エントリーしない理由とは
関連記事
- 内定者の親に手紙、入社式に家族──企業の新卒「親対策」コロナ禍ではどう変化?
親の反対による内定辞退を防ぐなどの目的で、親へのアプローチに取り組む企業は少なくない。コロナ禍で様相が一変した新卒採用市場において、各社の親に対する取り組みは、どう変化しているのか取材した。 - 新卒を採るなら中小企業も“今すぐ”インターンシップを開催すべき、これだけの理由
新卒採用の応募が少なく、求める人材を採れないのに、採用コストは高まるばかり──そんな人事職・採用担当が、今すぐにインターンシップの準備に手をつけるべき理由とは。 - OB・OG訪問で女子学生に「2人きりになろう」 勤務時間外でも“就活セクハラ”として処分すべき?
OB・OG訪問アプリを使って女子就活生と会った男性社員が、「2人きりになれるところに行かないか」と発言したようです。勤務時間外でも「就活セクハラ」にあたると考え、処分は可能でしょうか? - ワクチン接種の有無「職場に○×で貼り出し」はNG? 企業が絶対にしてはいけない対応例
「従業員が自ら接種を希望しているから問題ナシ」──企業側はこのように認識しがちだが、実は拒否しづらい状況を作ってしまっている可能性もある。訴訟リスクを避けるため、企業はどう対応すべきなのか。 - 「資格の勉強で夜が遅くて……」 遅刻を繰り返す社員に、減給のペナルティーを科しても問題ないでしょうか?
遅刻を繰り返す社員がいます。業務に必要な資格の勉強をしていて、就寝が遅くなり寝坊してしまうようです。遅刻3回ごとに給与の1日分を減給するペナルティーを全社的に追加しようかと思うのですが、問題はあるでしょうか。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.