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DXとは「すっ飛ばす」こと DXが進まない企業に欠けている視点【前編】沢渡あまね「DXの勘所」(1/3 ページ)

DXは間違いなく、現在ビジネスにおけるトレンドワードだ。しかし、その本質を理解している人はどれだけいるだろうか。本記事では350以上の企業などで組織・業務改革支援の経験を持つ沢渡あまね氏が、単なる“デジタル化”では成し得ない、“DXの本質”について解説する。

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 DXは間違いなく、現在ビジネスにおけるトレンドワードだ。しかし、その本質を理解している人はどれだけいるだろうか。

 大企業の経営者と役職者に向けた調査では、対象者の73%がDXとデジタル化の違いを「説明できない」と答えた。

 そんな中、本記事では、350以上の企業や自治体・官公庁などでの組織変革支援や業務改革支援の経験を持つ、作家でありワークスタイル専門家の沢渡あまね氏が、単なる“デジタル化”では成し得ない、“DXの本質”について解説する。(編集部)

著者:沢渡あまね

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作家/ワークスタイル&組織開発専門家。あまねキャリア代表取締役CEO、なないろのはな取締役(浜松ワークスタイルLab所長)、NOKIOO顧問ほか。350以上の企業/自治体/官公庁などで、働き方改革、マネジメント改革、業務プロセス改善の支援・講演・執筆・メディア出演を行う。著書『バリューサイクル・マネジメント』『職場の科学』『ここはウォーターフォール市、アジャイル町』『IT人材が輝く職場 ダメになる職場』『職場の問題地図』『マネージャーの問題地図』ほか。#ダム際ワーキング 推進者。


DXとデジタル化の違い

 DXについてさまざまな定義や小難しい議論が交わされているが、筆者は次の3つの観点でDXを説明している。

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