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「就職できるか不安」が6割 高校生に就職する理由を聞く:早く自立したい(2/2 ページ)
高校生の就職支援などを行っているジンジブは、「高校生の就職活動」に関するアンケート調査の結果を発表した。その結果、「就職できるか不安」と答えた人が6割にのぼるなど、コロナ禍の影響があることが示された。
新型コロナによる就職への影響も少なくないようだ。進路選択にまつわる不安を尋ねたところ、「就職できるかどうか」との回答が61.4%でトップに。次いで「求人数の減少」が39%、「希望業界に就職できるか」29.2%、「行事・部活の自粛による自己PRに書く内容」が23.6%となり、さまざまなシーンで影響が出ていることが示されている。ジンジブによれば、昨年度の内定率が99%だったにもかかわらず、「就職できるか」という不安を抱えている高校生が多いようだ。
高校生の就職においては、1人1社ずつの応募や短期間での応募先確定など、学校を介して行われる学校斡旋が一般的だという。就職活動時のこの視野の狭さは、入社後のギャップにつながりかねない。加えて、22年卒もコロナ禍での就職活動となり、情報不足や不安感を抱きやすいことが危惧されている。
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