インタビュー
「必要ないモノは買わないで」 パタゴニアが国内初の古着専門店で掲げたメッセージの真意:9月26日までの期間限定(1/2 ページ)
パタゴニアは国内初となる古着専門店を渋谷にオープンした。9月26日までの期間限定だ。環境配慮企業として名高いパタゴニアが作り上げた古着専門店、どのような特徴があるのだろうか、覗いてみたところ……
アウトドアウェアブランドのパタゴニアが、渋谷に古着専門店「Worn Wear」をオープンしている。同社としては国内初となる。9月26日までの期間限定で、顧客に衣服の修理や衣服を大切する習慣をあらためて訴求していく取り組みだ。
店内にはスタッフからの寄付やスタッフから買い取った製品が並ぶ。ウィメンズやメンズからキッズ、半袖シャツから冬用のコートまで幅広いラインアップだ。販売価格は新品の半額程度だという。
店内装飾にはサステナブルに対するこだわりが詰まっている。アパレル業界が抱える衣服廃棄問題に関する情報を掲示したり、裾上げズボンの余った布をつなぎ合わせてクッションを作ったりと環境に配慮した取り組みが見受けられた。
その中でもひときわ目立っていたのが、アパレル店とはかけ離れた「新品よりもずっといい」「必要ないモノは買わないで」といったメッセージだ。他にも「1度のお買い物につき2点までとさせていただきます」など購入点数の制限まで呼びかけられている。
このメッセージに込めた思いについて、同社の担当者は「Worn Wearは、パタゴニアの製品をより長く使っていただくためのプラットフォームです。消費を減らし、これが本当に必要かどうかを吟味(ぎんみ)すること、また今所有しているものを長く、修理しながら大切に使うことは環境に与える悪影響を最小限にする方法の一つだと考えています」と話す。
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