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ロードプライシングは成功だったのか? 大幅値上げを目論む首都高速の料金改定案:高根英幸 「クルマのミライ」(1/5 ページ)
渋滞、それも有料道路での渋滞が大嫌いな筆者にとって、オリンピックを機に割増料金が課されていたこの2カ月間は、振り返れば「1000円アップはむしろ割安だったかも」と思わせるような環境だった。しかし、だまされてはいけない。ロードプライシング制の正式導入に向けた実験的な施策なのだ、今回は。効果を認めてしまうと首都高速は「しめしめ」と思って正式導入に向けて動くに違いない。
東京2020オリパラが完全終結していた9月7日、首都高速を走ってしばらくぶりに渋滞に遭遇した。いつもの出口がいつも以上に混んでいるだけでなく、全体的に車速が低下し、様々な箇所で渋滞が発生していた。
渋滞、それも有料道路での渋滞が大嫌い(お金を払って渋滞に遭い、時間を無駄にする行為なので)な筆者にとって、オリンピックを機に割増料金が課されていたこの2カ月間は、振り返れば「1000円アップはむしろ割安だったかも」と思わせるような環境だった。
しかし、だまされてはいけない。ロードプライシング制の正式導入に向けた実験的な施策なのだ、今回は。効果を認めてしまうと首都高速は「しめしめ」と思って正式導入に向けて動くに違いない。
渋滞を解消することは、高速道路にとっては非常に重要なことだ。なぜなら高速道路(定義としての高速道路ではなく、ここでは名称としての高速道路を指している)は、移動の時間を短縮するために利用しているドライバーや乗員がほとんどであるはずだからだ。
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