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「年功序列」で強い組織はつくれない。北野唯我氏が勧める「強みの経営」:根強く残る背景(1/6 ページ)
「年功序列はもう古い」――。このように言われてから、ずいぶん月日が経つが、いまだ多くの日本企業でこの制度が残っている。たくさんの人が「よくない」と指摘しているのに、なぜはびこっているのか。背景にあるのは……。
ワンキャリアの取締役であり、『天才を殺す凡人』(日系BP)などで知られる作家の北野唯我氏が、2021年8月『戦国ベンチャーズ ― 人事の天才・徳川家康と曹操に学ぶ、「強みの経営」とは?ー』を上梓。アマゾンの歴史・地理の参考図書・白書部門で1位を獲得した。
本書では、一代でのし上がり歴史を築いた徳川家康や三国志の曹操(そうそう)といった名将の経営哲学を現代社会に当てはめて解説。結果として、「年功序列」の人事評価を採用した人物は見当たらず、「強み」のみにフォーカスして評価していたという。この「強みの経営」の本質やメリットについて、北野氏に聞いた。
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