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SUV専用タイヤが靴底に 洋服の青山とブリヂストンが作った革靴は何が違うのか:3分インタビュー(3/3 ページ)
青山商事が、ソールにSUV用タイヤのトレッドパターンを採用した革靴を発売している。
「お客さまの期待をいい意味で裏切っていきたい」
――かなりこだわって開発されているのですね。正直、ここまで考え抜かれている製品だとはしりませんでした。今後の目標を教えてください。
西形: 私が一番やりがいを感じるのは、「洋服の青山の靴は意外と履き心地がいい」と言っていただけるときです。“意外と”とよく言わるのですが、お客さまの期待をいい意味で裏切っていきたいなというのが、私の仕事に対するポリシーの一つです。
このシューズは当社製品の中でもリピーターの割合がかなり多く、立ち仕事や重い荷物を運ぶことが多い当社の店舗スタッフからも支持されている商品です。最近は“オフィスカジュアル”や“ビジカジ”といった言葉もよく耳にするようになり、一部店舗でブリヂストンのソールを使った「ビズスニーカー」の展開も始めています。シリーズとしてもお客さまの要望の変化に対応できるように製品開発を進めていきたいと考えています。
コロナ禍で買い替え需要も減り、働き方も変化する中で正直この1年は苦境に立たされていました。しかし、同シリーズをリピートしてくださるお客さまからの声が余計に響きまして……。期待されている以上は、新しい商品を開発してお届けしたいというのが率直な思いでした。
洋服の青山で靴を購入したことがないお客さまにも、一度足を入れていただいて、この良さを1人でも多くの方に知っていただければと思います。
(終わり)
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