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日本で働く外国人の早期離職率は28%、理由は?:不満1位は(2/2 ページ)
ヒューマングローバルタレントは、エイムソウルとリフト(東京都と共同調査した「日本で働く外国籍人材の離職とモチベーションダウンに関する調査」の結果を発表。調査によると……。
日本企業が工夫・努力すべきと思う点
入社後、半年以上、1年未満の期間に最も多くモチベーションダウンが発生しており、原因は「上司のマネジメント・指導に対する不満」(49%)がトップだった。続いて「外国人に対しての差別や偏見がある」(39%)、「職場の人間関係に対する不満」(38%)、「業務内容のミスマッチ」(38%)となった。
「職場の外国籍人材の受け入れ体制が整備されていたか」という質問に対しては、56%が「されていた」と回答した。
外国籍人材を受け入れるにあたって、日本企業が工夫・努力すべきと思う点は、「仕事と私生活のバランスへの配慮」(47%)、「日本人社員向けの異文化理解教育の実施」(43%)、「雑談や懇親会など日本人と外国人のコミュニケーション促進」(41%)がトップ3となった。
日本人の長時間労働の課題は、いたるところで指摘されているものの、世界レベルで見れば、まだまだ配慮が足りないのかもしれない。また、異文化理解やコミュニケーション不足は、英語力の低さが関連しているのだろうか。
ヒューマングローバルタレントの横川友樹社長は、「会社の支援体制として、採用フェーズにおける求人票の明確化、また入社前後のオンボーディングの強化が求められる傾向が強くなるだろう」とコメントした。
調査は8月6〜8月31日、Webを通じて日本での在留・就労経験のある外国籍人材を対象に実施。61カ国、477人の有効回答を得た。
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