「俺たちのワークマン」再び “職人向け”の新業態「プロ」は何が違う?:一周回っちゃいました(1/3 ページ)
ワークマンは12月2日、職人向けの新業態「WORKMAN Pro」の1号店、板橋前野本通り店をオープンした。ここ数年、幅広い客層をターゲットにした店舗を展開してきた同社。“原点回帰”と位置付ける同店は何が違うのだろうか。オープン前の店舗を取材した。
ワークマンは12月2日、職人向けの新業態「WORKMAN Pro(ワークマン プロ)」の1号店となる板橋前野本通り店(東京都板橋区)をオープンした。2018年に職人と一般客、双方の商品を共存させた「WORKMAN Plus(ワークマン プラス)」をオープンして以降、幅広い客層をターゲットにした店舗を展開してきた同社。“原点回帰”と位置付ける同店は既存店と何が違うのだろうか。オープン前の店舗を取材した。
ワークマンプロのロゴは、黒を基調としたデザインとし、店舗の内外装は、同社のアンバサダーで職人として働いていた経験のある山下幸一氏の意見を取り入れ、黒いマネキンや棚を導入しスタイリッシュな雰囲気を演出している。
SNSなどで従来の顧客層であった職人からあがっていた「悲報!俺たちのワークマンはどこへいった」「女性客や子ども連れの客が多く店舗に入りにくい」といった声に対応し、職人が入店しやすいデザインを採用した。
取り扱う商品は全1400アイテム。ワークマンプラスの路面店の商品構成は、一般向け、職人向け共に5割だが、同店では職人向けの商品を7割に拡大。女性用の商品やアウトドア用品も取り扱っているが、その割合は既存店に比べて低い。より職人に特化した構成とした。
中でも特に目を引くのが、ワークマンプロの主力商品と位置付ける、同社初のスタイリッシュ作業服「PRO CORE」シリーズだ。
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