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「俺たちのワークマン」再び “職人向け”の新業態「プロ」は何が違う?:一周回っちゃいました(3/3 ページ)
ワークマンは12月2日、職人向けの新業態「WORKMAN Pro」の1号店、板橋前野本通り店をオープンした。ここ数年、幅広い客層をターゲットにした店舗を展開してきた同社。“原点回帰”と位置付ける同店は何が違うのだろうか。オープン前の店舗を取材した。
職人の支持をどこまで得られるか
また、職人から支持を得ていると話す「加工糸防寒ジャンパー」や、事務所と作業現場を行き来するビジネスパーソンをターゲットにした「ワークスーツ」なども取りそろえている。
なぜ同社は、ワークマンプロ1号店を板橋区に出店するのか。担当者によると、板橋区内には国内トップクラスの売り上げを誇る「ワークマン」があるという。その店は常に混雑状態が続いているといい、近くに新店舗を出店することで客の流れを分散させ、需要が高いエリアで新業態がどこまで支持されるか検証する狙いもあるという。初年度は全店の平均売上の約1.3倍となる2.1億円の売り上げを目指す。
今後、ワークマンプロの出店はこの1号店を除いて全て既存のワークマンから改装する。需要が高いエリアに出店している売り上げ2億円以上の店舗を中心に改装を進め、10年後にはプロが200店、プラス900店、#女子400店の1500体制とする。
オープンを知らせるチラシでも「一周回っちゃいました 『俺たちワークマン返して』に応えます」とうたい、本業重視の姿勢を強調した同店。既存店は混雑が常態化し、一部の職人は競合店や個人商店に流れていったという。「プラス」「#女子」に次ぐ、“懐かしくも新しい”「プロ」は、どこまで受け入れられるか、今後の展開も注視したい。
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