アマゾン、テスラを含む米国のトップIT企業7社「FAATMAN」は1分間にいくら稼ぐのか?:世界を読み解くニュース・サロン(3/4 ページ)
コロナ禍でも特に盛況だった米国の大手IT企業各社。最近はFAATMAN(フェイスブック、アルファベット、アマゾン、テスラ、マイクロソフト、アップル、ネットフリックス)と呼ばれることもあるが、いくら稼いでいるのだろうか。
ネット上のサービスでは1分間に何が起きているのか
例えば、グーグル検索。ネットユーザーは1分間に570万回の検索を実施している。グーグルは検索エンジンで、世界シェアは9割近い。インターネットの入り口として揺るぎない存在感を示している。
そのほかのサービスでは1分間に何が起きているのか。スマホやiPad、PCで利用できるアップルのiMessageを見ると、1分間に1200万人がメッセージを送っているという。
ネット通販大手のAmazonでは、いつもどこかで誰かが買い物をしており、Amazonで1分間に支払われる購入代金は28万3000ドルに達するという。オンライン上のさまざまなショッピングサービス全体を見ると、世界で600万人が利用している。
米国で人気の食品・日用雑貨品購入サイト「Instacart(インスタカート)」は、オンラインで注文をして、宅配で受け取ることができるサービスだ。インスタカートでは、消費者は1分間に6万7000ドルほどを費やしているという。
コロナ禍で日本でも企業などを中心に一気に知名度が高まったコミュニケーションツールの「Slack(スラック)」は、1分間に14万8000通のメッセージが飛び交っている。マイクロソフトが提供するビデオ会議やチャットなどのビジネスツール「Microsoft Teams」は、1分間で10万人がやりとりを行う。
YouTubeでは、1分間で69万件の動画が公開されているという。Facebookには、動画をリアルタイムで配信できるサービス「Facebook Live」があるが、1分間で4400万人が視聴しているという。さらに、ユーザーは1分間で24万枚の写真を公開している計算になる。
Facebookはもう古い、という声も耳にするが、それでもInstagramと比べると影響力はまだ大きいようだ。Instagramでは、1分間で6万5000枚の写真が公開されているが、Facebookには及ばない。
SNSといえば、Twitterも人気だ。Twitterでは1分間に57万件がツイートされている。簡易に動画が配信できるTikTokは、1分間で1億6700ビデオが視聴されているという。
ここで紹介した企業はどれも大手企業であり、いかにこうした企業が私たちの生活に食い込んでいるのかが分かる。
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