スーツのボタンで“アプリが起動” 洋服の青山が「NFCタグ内蔵ウェア」発売:ITAN SUIT(ジタンスーツ)
青山商事が、ボタンにNFCタグを内蔵しスマホをかざすだけで好みのアプリを起動させることができるデバイスウェア「JITAN SUIT(ジタンスーツ)」を発表した。
「洋服の青山」を展開する青山商事が、スーツのボタンにスマホをかざすだけで、好みのアプリが起動するデバイスウェア「JITAN SUIT(ジタンスーツ)」を発表した。同社の若手メンバーを中心とした商品開発プロジェクトの初企画商品として、12月7日から「Makuake(マクアケ)」で販売を開始している。
JITAN SUITのボタンには、小型のNFC(近距離無線通信)タグを内蔵。このタグに利用したいアプリを登録しておくことで、スマートフォンをかざすと、登録したアプリが起動する仕組みとした。
スーツはメンズ・レディースで企画し、メンズスーツにはジャケットの前ボタンと左右の袖ボタンに計3つ、レディーススーツ にはジャケットの前ボタンと裏地の織りネームに計2つのNFCタグを内蔵した。
スーツは自宅の洗濯機で丸洗いが可能な他、ストレッチ性がありシワになりにくい生地を採用し、実用性を備えた。レディースのボトムは、パンツとスカートの2種類を用意した。
同社では2020年12月に、社内の若手メンバーを中心とした商品開発プロジェクトを始動。商品企画担当の他、販促PR担当、売り場のレイアウトなどをプランニングするVMD(ビジュアル・マーチャンダイジング)担当、店頭販売スタッフなど、部署や役割を超えて“今求められているモノ”について議論を重ねているという。
同商品では、スーツ着用時に多く触れるボタンに着目。付属であるボタンを活用した新発想のデバイスウェアとして展開する。
サイズは、メンズ、レディース共にS〜LLの4サイズを展開。価格は、ジャケットが2万900円、パンツ・スカート1万890円。
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