明治が、常温で91日の長期保存が可能な「明治特選北海道牛乳」を1月17日に発売する。生乳の大量廃棄や食品ロスが問題となる中、これらを削減できる商品として訴求する。
「明治特選北海道牛乳」は、全国飲用牛乳公正取引協議会が定める成分基準を満たした北海道産の生乳を100%使用した特選牛乳。生乳の消費拡大の他、常温で91日の長期保存を可能としたため、食品ロス削減にも貢献できるとしている。
パッケージデザインは、重要書類に封をして本物であることを証明する封蝋(ふうろう)をモチーフに採用。こだわりや特別感を表現した。
新型コロナウイルス感染拡大の影響で、2021年度の牛乳・乳製品の消費量は低調に推移し、生乳の供給が需要を上回る状況が続いている。また、15年に国連で採択された「持続可能な開発目標(SDGs)」では、30年までに食品ロスを半減させることが掲げられており、国内でも19年10月に「食品ロス削減推進法」が施行されるなど、関心が高まっている。
同社は「牛乳市場の活性化とともに、生乳の消費拡大と賞味期限切れによる食品ロスの削減に取り組み、持続可能な社会の実現に向けて社会的問題の解決に貢献してまいります」とコメントしている。
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