西武グループのプリンスホテルは、宿泊代金の30%分に相当する館内利用券付きの定額プランを販売する。同社は「GoToトラベル先取りお年玉キャンペーン」と銘打ち、Go To トラベルキャンペーン再開前に利用者増を見込む。
対象は東京ベイ潮見プリンスホテルやザ・プリンス箱根芦ノ湖など全国25ホテル。販売期間は2月末まで。館内利用券は7000円を上限とする。
大磯プリンスホテルで1室2万円の宿泊プランを利用した場合、6000円分の館内利用券をつける。利用券はホテル内レストランや売店、インルームダイニングなどで使うことができるようにした。
国内の旅行需要が復調する一方、オミクロン株の感染が国内で拡大しつつあり、先行きは不透明な状態が続く。Go To トラベルキャンペーン再開の目処が立たない中、ホテル各社の顧客獲得の取り組みに注目が集まる。
関連記事
- 星野リゾート星野佳路代表が“倒産確率”を公表した理由 「組織を強くするマネジメント」とは?
星野リゾートの星野佳路代表は、5月より予約や財務の状況など、幾つかの変数をもとに計算した「倒産確率」を社員向けに発表している。コロナ禍という危機の中では、経営の内容を正直に伝えることが大切で、社員一人一人が経営の動きを知ることが「会社を強くする」という星野代表の考えから取った施策だという。狙いを聞いた。 - 星野リゾート星野佳路代表に聞く マイクロツーリズム成功の秘訣とポストコロナへの施策
コロナ禍でのマイクロツーリズムをはじめとした取り組み、ポストコロナへ向けた展望について、星野リゾートの星野佳路代表に聞いた。 - コロナ直撃で「稼働率83.5%減」の衝撃 ホテル業界の経営者に求められる対策とは?
新型コロナの影響によって深刻なダメージを負ったホテル業界。PwCコンサルティングは、影響をまとめたレポート「COVID19:ホテル業界への影響」を6月にまとめた。今後の業界見通しと、経営者に求められる施策とは? - コロナ禍で経営難のホテル業界 識者「あと1年をどう持ちこたえるかが正念場」
コロナ禍の長期化で最も厳しい状況に追い込まれているのがホテル業界だ。国内旅行者や出張者の大幅減少に加えて、2019年まで増加してきた外国人訪日客(インバウンド)が期待できないため、軒並み業績悪化に見舞われている。ホテル業界に詳しいPwCコンサルティング、リアルエステート&ホスピタリティの澤田竜次パートナーに、現状と今後の見通しを聞いた。 - 販売初日に予約完売 帝国ホテル「サービスアパートメント」事業の開発責任者に狙いを聞いた
帝国ホテルがコロナ禍でのテレワーク需要を先取りして、客室を長期間貸し出す「サービスアパートメント」事業を発表した。販売初日で予約が満室になるなど、人気を博している。この事業に企画段階からかかわってきた小池崇裕企画部課長に、狙いと今後の展開をインタビューした。 - 「ラーメン山岡家」の次は『ホテルローヤル』の部屋! 札幌エクセルホテル東急の試みがユニーク
札幌市の札幌エクセルホテル東急が11月1日から販売する映画とコラボした宿泊プラン「ホテルローヤルルーム」。同ホテルは7月にも「ラーメン山岡家」とコラボした宿泊プラン「山岡家部屋(やまおかやべや)」を販売。担当者に狙いを聞いた。 - 札幌東急REIホテル、ラーメン山岡家を再現した異色の宿泊プラン「山岡家部屋」を販売
札幌東急REIホテルは「ラーメン山岡家」とコラボした宿泊プラン「山岡家部屋」の販売を開始した。販売期間は9月30日まで。 - ホリエモンが北海道で仕掛ける「宇宙の民主化」 地方創生のモデルケースとなるか
2040年には約110兆円規模に成長するといわれている宇宙産業市場。宇宙港「北海道スペースポート(HOSPO)」の取り組みとその背景を余すところなくお届けする。 - ホリエモンが北海道で仕掛ける「宇宙ビジネス」の展望――くだらない用途に使われるようになれば“市場”は爆発する
ホリエモンこと堀江貴文氏が出資する北海道大樹町の宇宙ベンチャー、インターステラテクノロジズが5月2日に予定していた小型ロケット「MOMO5号機」の打ち上げを延期した。延期は関係者にとっては苦渋の決断だったものの、北海道は引き続き宇宙ビジネスを進めていく上で優位性を持っており、期待は大きい。そのことを示したのが、2019年10月に札幌市で開かれた「北海道宇宙ビジネスサミット」だ。登壇したのは、同社の稲川貴大社長と堀江貴文取締役、北海道大学発ベンチャーのポーラスター・スペースの三村昌裕社長、さくらインターネットの田中邦裕社長、北海道大学公共政策大学院の鈴木一人教授。 - 瀕死の観光産業を救うか? GoToで注目される「ずらし旅」とは
2021年3月期通期連結最終損益予想は、JR東日本が4180億円、JR西日本が2400億円のいずれも赤字と、かつてない状況となっている。東海道新幹線を運行するJR東海も8月が対前年25%、9月は23日までで対前年38%(いずれも東海道新幹線輸送量)と厳しい状況だ。そんな中でJR東海が仕掛ける「ずらし旅」とは? - コロナ直撃で「稼働率83.5%減」の衝撃 ホテル業界の経営者に求められる対策とは?
新型コロナの影響によって深刻なダメージを負ったホテル業界。PwCコンサルティングは、影響をまとめたレポート「COVID19:ホテル業界への影響」を6月にまとめた。今後の業界見通しと、経営者に求められる施策とは? - JR東海が「駅のない」奈良で観光キャンペーンを仕掛ける理由
JR東海が「駅のない」奈良で観光キャンペーンを仕掛けるのはなぜか? 「そうだ 京都、行こう」によって、京都を、日本を代表する観光地に押し上げた再現はなるか。 - リニアを阻む静岡県が知られたくない「田代ダム」の不都合な真実
静岡県が大井川の減水問題などを理由に、リニア中央新幹線の建設工事に「待った」をかけ続ける一方で、「黙して語らない」大量の水がある。静岡県の地元マスコミも触れられない「田代ダム」の不都合な真実を追った――。 - JR東海が国産の「N700S新幹線 フィルタマスク」を10月14日に発売 ECサイトと東海道新幹線主要駅のキヨスクで
R東海は新型車両「N700S」のロゴなどをあしらった「N700S新幹線 フィルタマスク」を販売する。価格は1パック5枚入、3パックセットで3500円(以下税込、送料込)、1箱50枚入で8500円の2種類。鉄道用品などのECサイト「JR東海鉄道倶楽部」で10月14日正午に販売を開始する。 - リニアを止める静岡県 川勝知事「ヤクザ・ゴロツキ」暴言問題の背景に「ハコモノ行政」
「ヤクザの集団」「ゴロツキ」「反対する人がいたら、県議会議員の資格はない」――。静岡県の川勝平太知事は12月19日、JR東静岡駅前に計画している図書館などが整備される予定のいわゆるハコモノ施設「文化力の拠点」について、来年度予算を認めない県議会の自民党系の最大会派を、こう侮辱した。川勝知事のとどまるところを知らない“口撃”の背景にあるのは……。 - 静岡県知事の「リニア妨害」 県内からも不満噴出の衝撃【前編】
静岡県が大井川の減水問題などを理由に、リニア中央新幹線の建設工事に「待った」をかけ続けている。なぜ静岡県知事はリニア建設を「妨害」するのか? 現地取材で浮かび上がった実態を前後編でお届けする。 - 静岡県知事の「リニア妨害」 県内からも不満噴出の衝撃【後編】
静岡県が大井川の減水問題などを理由に、リニア中央新幹線の建設工事に「待った」をかけ続けている。なぜ静岡県知事はリニア建設を「妨害」するのか? 現地取材で浮かび上がった実態を前後編でお届けする後編。 - リニア建設を阻む静岡県――川勝知事の「禅問答」がもたらす、これだけの弊害
JR東海によって建設が進められているリニア中央新幹線の着工がストップするという事態に陥っている。静岡県の川勝平太知事がリニア建設への協力の「代償」を要求するなど、現時点での着工に新たな条件を要求しつつあるからだ。繰り返される「禅問答」によって、多くの弊害が生まれている――。 - リニアを阻む「水問題」 専門家の指摘で分かった“静岡県のもっともらしいウソ”
リニア中央新幹線静岡工区の工事が、静岡県によって止められている。両者の交渉が停滞しているのを見てきた、河川工学の専門家に取材を進めると、“静岡県のもっともらしいウソ”が浮かび上がってきた。トンネル工事で大井川の水は減らない――。 - リニアの「徐行」は新幹線の最高速度だった
わずか40分で東京の品川駅と名古屋駅を結ぶリニア中央新幹線。リニアに乗車し時速500キロを体感してきた。感想は…… - “グランクラス2.0”始動! 「新幹線版ファーストクラス」をリニューアルするJR東の「次の一手」
JR東日本は新幹線版ファーストクラス「グランクラス」の車内サービスを運行後初めて一新する。他社で車内販売が廃止される中、JR東が打った「次の一手」の狙いとは――。 - 山手線、東海道新幹線の隣にある「巨大な穴」は、リニアの「秘密基地」だった
都心のビジネス街にぽっかり開いた巨大な穴の正体は――。 - 長野県、山梨県、静岡県が「首都圏」になる日
2027年に東京(品川駅)・名古屋間の開通が予定されているリニア中央新幹線(37年には名古屋・大阪間も開通予定)。開通後は移動時間が飛躍的に短縮されるため、長野県、山梨県、静岡県も東京までの通勤圏になってくる。日本の働き方にどんな影響を与えるのかを考えてみた。 - JR東海が「駅のない」奈良で観光キャンペーンを仕掛ける理由
JR東海が「駅のない」奈良で観光キャンペーンを仕掛けるのはなぜか? 「そうだ 京都、行こう」によって、京都を、日本を代表する観光地に押し上げた再現はなるか。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.