コラム
大宮発の“地元カプセルトイ”が、なぜ3万個も売れているのか:週末に「へえ」な話(4/4 ページ)
さいたま市大宮区にある名所などをキーホルダーにして、カプセルトイで販売したところ、売れに売れている。地元の喫茶店、いまは存在しないデパートのキーホルダーなどがなぜ売れているのか。生みの親に聞いたところ……。
次は「与野」
さて、気になるのは次回作である。3月に大宮(第5弾)と浦和(第3弾)のカプセルトイを販売する予定だが、もう1つの目玉を用意している。大宮と浦和の地図をよーく見ると、間に「与野」がある。隣街のヒットを受けて、地元関係者から「なぜ与野をイジらないの? ネタはいっぱいあるよ」という声があって、商品化を進めているそうだ。
こうした動きは、さいたま市を越えて、同じ県の川越市にも広がりつつある。さらに、東京の東銀座からも「地元のカプセルトイをつくってくれないか」といった依頼が来ているという。この話が舞い込んだとき、中島さんは「銀座には有名なモノがたくさんあるし、大宮のような面白さを引き出すのは難しいかな」と思っていたが、先方からこのように言われた。「東銀座は、築地と銀座に挟まれていて、“せつないエリア”なんですよ」と。
この言葉を聞いたとき、中島さんがワクワクしたのは言うまでもない。東銀座、川越、与野のどんなところに目をつけるのか。自虐的なネタを掘り起こすことで、新たな話題が生まれそうである。
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