京王プラザホテル、長期滞在プランを延長 14泊9万1000円の「シンプルプラン」も展開
京王プラザホテルが、ビジネスと暮らしの両方を兼ね備えたサービスアパートメント型の長期滞在プランの販売を6月30日まで延長する。
京王プラザホテル(東京都新宿区)は1月26日、サービスアパートメント型の長期滞在プラン商品の販売を6月30日まで延長すると発表した。新たに、転居に伴う一時的な居住スペースや長期出張の拠点とするニーズに応え、低価格帯の「シンプルプラン」を展開。既存プランと差異を付けて、幅広い需要を取り込む狙い。
京王プラザホテルが展開してきた長期滞在プラン商品は、朝食利用やオフィススペース利用、ヨガ体験といったメニューを用意し、ホテルならではの充実したサービスを提供。ビジネスと暮らしの両方を兼ね備えた都心の新たな活動拠点として支持されてきたという。当初は、3月31日までの利用としていたものの、好評だったことから6月30日まで期間の延長を決めた。
また、引越しに伴う一時的な居住スペースや長期出張の拠点を必要とするニーズに応え、サービスプログラムや電子レンジ、冷蔵庫の貸出サービスを省いた低価格帯の「シンプルプラン」の販売を開始。
シンプルプランの滞在期間は14泊・30泊・60泊から選べるようにし、客室タイプはスタンダード、スーペリア、デラックスの3タイプを用意した。また、これまで展開してきたプランは「充実プラン」とし、サービス内容の差別化を図る。
共通特典として、1月25日にオープンした宿泊者専用の「リュクスラウンジ 〜THE PLACE〜」の利用を可能とした。ラウンジではスターバックスのコーヒー体験を提供するプログラムを都内ホテルとして初めて採用し、カフェラテやカプチーノを無料で提供する。さらに、客室以外で気分転換ができる場やコミュニティスペースとして利用できる専用スペースを設けた。
料金はいずれも1人利用で、充実プランが7泊で6万3000円〜、30泊で21万円〜。シンプルプランは14泊9万1000円〜、30泊18万円〜、60泊30万円〜とした。
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